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TH side
パッと見ただけじゃ見当たらなかったけどよく見れば部屋の中央に置かれたベッドがこんもり膨らんでいる…隠れたつもりか？笑
「全く！ヒョンを騙せるわけないだろ〜？」
おりゃ！と勢いよく布団をめくれば抱き合って通常運転のジョングクとAを発見…
「…っけほっ………やっ、とっちゃ…めっ……」
「A？…！」
先にAがオレに気づいたと思ったらどうやら様子がおかしい
オレが勢いよくめくった布団を弱い力で奪い返すとそれをジョングクにかけてくるんであげようとするA
その本人は苦しそうな上に顔は真っ赤だし、咳き込んで目も潤んでる……
「A、ちょっと待って、熱？」
「ちがうで…すっけほっ……けほっ」
「いやいや、ほら寝てなきゃ！いま、今すぐヒョン呼んで来るからね？」
「…ちがっ、ぐうがっ……けほっ、こほっ」
焦るオレをよそに咳き込みながらもジョングクの心配ばかりするから…………まさか……
今までよく顔が見えていなかったジョングクの髪を避けるとAと同じぐらい顔を赤くして苦しそうなジョングクがいた
「？！？！ちょ、2人とも熱？！」
「ぐぅ…しんじゃう……ぅ？……ひっく……ぅう」
「ちょ、ちょ待って落ち着いて？ね？ほら、大丈夫大丈夫絶対大丈夫！ね？！」
苦しそうにしてるジョングク見るだけでなく、自分自身が熱に侵されている相乗効果で軽くパニック状態のAを抱きしめて安心させる(させたい泣)
「大丈夫、A泣いたらツラいでしょ？ほら、オッパと一緒に深呼吸しよ？」
「やっ………ぅうう、ぐう、ぐうがぁ………ええぇん」
「大丈夫大丈夫！」
全然大丈夫じゃない！(オレが)
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作者名：薇
| 作成日時：2019年11月9日 19時
