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ほんの少し苦い恋バナをしているうちに、本格的に眠くなってきた私。
それはスガにも伝わってたみたいで
菅原「寝ていいよ。」
『んぇ、スガは?』
菅原「俺も寝るわ〜、流石に1時半はやばくね?笑」
『うんかなり。多分私たち新幹線爆睡だね。』
菅原「だな〜笑 大地たちに起こしてもらおうぜ。」
『そうする笑』
まってスガ、私やばい、睡魔が、やばい限界かも、。
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菅原side
沈黙が続いた10秒後
菅原「A〜、切る?」
Aからの返事はない。
寝たのか?と思い、もう一度名前を呼び確認しようとした時、電話の先から規則正しい寝息が聞こえた。
ついに落ちたか、と安心した気持ちと少し寂しい気持ちが交差する。
まさかAにそんな過去があったなんて知らなかったけど、今Aが楽しければなんでもいい、俺らバレー部と過ごしている日々がその苦い思い出を塗り替えてやれたらいいな。
この話誰も聞いてないだろうし、あんまり言いたくないだろうし。
菅原「俺修学旅行中がんばっちゃうからな〜笑?」
寝ているAに聞こえないような声でそう呟く。
菅原「あやべ、俺もそろそろ寝ないと」
なんだか切れなくて隣で寝息をたててるAに「おやすみ」とだけ言って、俺も眠りについた。
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作者名:ミヤ | 作成日時:2024年2月21日 15時