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『なにしたの急に!!』

菅原「いや、Aって中3くらいでこっちに引っ越してきたじゃん?前の学校でバレー部だったとか髪短かったとかは知ってるけど、恋愛の話聞いてないなぁと思ってさ」


まぁ、しないよね。普通に。そりゃしてこないよね。



菅原「で??どうなんですか。」

『ん、いた。』

菅原「だよねぇ教えてくれるわけ、え??!!」

『別に隠すことじゃないから笑笑』


そう、別に隠すことじゃない。もう過去だし相手は地元の東京の方にいて。スガとは全く関係ない人。だから全然問題は無い。


菅原「え、どんな人どんな人!!!」



心の中で女子かよとツッコミを入れたくなるのを我慢して、昔のことを少しだけ思い出す。


『んー、器用な人だった、かな。』


私の元彼は器用な人だった。成績も上位の方だったし、部活だって誰よりも頑張ってた。何事にも手を全く抜いてなくて、その中で私との時間もつくってくれた。


彼と同じ部活だったからわかる。


彼は8歳の頃に東京に引っ越してきて、私とは小学校の頃に出会った。


習い事でバレーボールをしていた私は、彼がバレーボールに興味を持ったと同時に仲良くなった。


最初は背も変わらなかったくせに、小学校高学年、中学生になるにつれてどんどん大きくなってたくましくなった彼。






今何してるかな───────────────








鉄朗。

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作者名:ミヤ | 作成日時:2024年2月21日 15時

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