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屋上に続くドアを開ければ、
天気も良くて涼しい、心地よい天気。
もういるかな、と
いつも彼がいる場所に目をやれば、
何個か並んでいる中の、
いちばん端のベンチに腰を下ろして
タピオカ片手にスマホをいじっている。
相変わらずタピオカ好きだな、と思いながら
彼に近づけば、向こうも私に気づいて、
手を振りながら、嬉しそうに笑った。
つい笑みがこぼれて、私も手を振り返す。
「はい、これ、Aの。」
『え、やったぁ、ありがと』
彼の陰に隠れて見えなかった、もう一個のタピオカ。
笑顔で手渡されたそれは、
しっかりと氷少なめで、甘さも多め。
ちゅう、とストローを軽く吸うだけで
スポンと口に入る何粒かのタピオカ。
おいし、って彼に伝えると
だよね、って笑いあってくる。
2人で過ごす、そんな時間が好き。
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スノ姫 - 屋上でひとときっていいですね〜屋上と言っても、学校は全然ないのよ。続き待ってます。 (2021年10月20日 1時) (レス) @page17 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:39 | 作成日時:2021年10月13日 21時