すのーまんずラブ

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＜赤side＞



シェアハウスから飛び出した翔太を探して、俺は走り回った。

近くの商店街や公園も見て回ったが、どこにもいない。



『どこにいるんだ…』



もう少し探してみようと来た道を引き返したとき、少し先に翔太が歩いていた。



『翔太！』



俺が名前を呼ぶと、振り返った翔太が今にも泣きそうな顔をして、俺の方に向かって走ってきた。


___泣かせてしまった。


そう思っていると、走ってきた翔太が、そのまま俺に抱きついた。



翔「なんで、来てくれたの…」



『…お前をほっとけるわけないだろ。』



俺は、翔太を優しく抱きしめ返した。



翔「涼太、俺さ…」



『ん？』



翔「俺…今までずっと、あべちゃんが好きだと思ってた。

でもそれは、恋愛感情の好きじゃなくて、

憧れっていう好きだった」



『翔太…』



翔「あのね、俺が好きなのは…っ

涼太なんだよ。」



そう涙声で言った翔太は、抱きしめたまま俺の服をキュッと掴んだ。



『翔太』



翔「…なに、？」



『俺も、翔太のこと好きだよ。』



翔「うん…」



翔太の肩を掴み、体から離す。

そして、翔太の目を見た。



『俺と、付き合って下さい。』



翔太は、また目に涙を溜めながら、



翔「はい…っ」



と笑った。

俺は嬉しくなって、もう一度翔太を抱きしめた。



*ﾟdtnb Fin...

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