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*
〈佐久間くんside〉
39.8という高熱を出した。
インフルだったらどうしよ。
「病院行きましょ？」
佐「いっしょ、？」
「はい」
こはが、事前に連絡をしてくれてて、裏口から中へ。
問診票を書いて、診察を受けて、点滴に。
「佐久間さん？」
佐「ん、？」
「怖いんですか？」
佐「え、いや？」
「この手なんですか？笑」
佐「べつに、」
看護師さんが来て、手を指し出すけど、上手く力が抜けない。
こはの手が、俺の空いてる手を掴む。
「一瞬ですよ」
一瞬力を抜けば、針が刺さる。
診察の結果は、疲れから来るもの。
それに加えて、若干喉が腫れてるらしい。
でも、インフルとかそうゆうのでは無いって。
「寝てたらすぐですよ」
次に目が覚めたのは、車の中。
「あ、起きました？」
佐「おれ、いつ、」
「おんぶしてきたんです」
佐「・・・ごめん、」
「いえ。買い物していきたいので、少しだけ待ってて貰えますか？」
佐「うん。ねとく、」
「はい」
スーパーについて、こはは買い物へ。
目が覚めると、和室だった。
「あ、お粥できましたよ」
佐「ありがと、」
お粥を食べて、薬を飲む。
「来ますか？」
こはに抱きつけば、抱きしめ返してくれて、そのまま背中をトントンしてくれる。
佐「ｸﾞｽﾝｯ...」
「薬、早く効くといいですね？」
佐「こは、」
「はい？」
佐「けいご、やめれない、？」
「・・・」
佐「だめ、？」
「頑張ります、」
佐「んふ、」
「寝ないと、治りませんよ？」
佐「・・・いいの、？このままで、」
「じゃなきゃ、呼びません」
佐「ｷﾞｭｯ...」
トントンされて、だんだん意識が遠のいてるとき。
「佐久間くんは、頑張ってるよ」
なにか聞こえた気がした。
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作者名：みるく
| 作成日時：2023年12月23日 12時
