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頭をフル回転させて知恵を振り絞る。警察？警察に届ければいいのか？
「ねー、」
「…えーっと、れんくん、だったっけ？なぁに？」
「これ、あげる」
れんくんがポケットから一枚の紙を取り出す。綺麗な便箋がぐちゃぐちゃに。
なぜこんな小さな子供のポケットに便箋を入れようと思ったのか、はたまた自分が突っ込んだのかは知らないけれど、とりあえず渡された便箋を開く。
ー
はじめまして。今日からあなたにこの３人を預けます。
彼らは ひかる だいすけ れん といいます。
彼らが一人前になったら迎えに行くので、それまで宜しくお願いします。
ちなみに、彼らの姿は「あなたとあなたのお友達」にしか見えません。
警察に届けても変人扱いされるのはあなたですからね。
では、よろしくおねがいします。
ー
手紙を読んで、余計に頭が混乱した。やばい。
手紙を閉じると３人は平然とした顔で座り続けたままだった。確かに、間違えて入ったなら俺が帰ってきたらすぐに逃げるだろう。捨てられた、とかだったら俺を怯えるだろうし。
ほんとに、ほんとに、ただここに現れただけなのか？急にここに？
「なまえは？」
「え、ん？」
「あんたのなまえ」
ひかるくんにそう聞かれ、何故か姿勢を正してしまう。
「阿部、亮平です……」
「あべ、りょーへー」
「あべちゃん！！」
「りょへ……？」
よろしくね、あべちゃん！
だいすけくんが大きくそう叫び、れんくんが笑い、ひかるくんが頷いた。
……そうして、俺と３人の奇妙な生活が始まった。
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おれん。 - めっちゃくちゃおもろいです！マジで続き楽しみ！更新頑張ってください！ 期待してます！めめ可愛すぎる… (2022年10月9日 23時) (
レス) @page10 id: 67bfb56258 (このIDを非表示/違反報告)
虹色しっぽ - 楽しく見させてもらいました！更新頑張ってください！ (2021年8月24日 18時) (レス) id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
Yuri - 更新、楽しみに待ってます！頑張って下さい！！ (2021年3月20日 0時) (レス) id: 2467065cee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2021年3月5日 15時
