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辰哉side
辰哉｢あれ、翔太達一緒だったんだ｣
翔太｢まぁ、仕事も早く終わったし、蓮も疲れてるだろうから迎えに行こうかなって｣
涼太｢翔太、車だったしね｣
蓮｢まぁ、俺、前半しか出てないからそんなに疲れてないけどね｣
仕事が終わって家の前で翔太達に会ったから一緒に中に入る
辰哉｢ただいまー｣
蓮｢あれ、ニキもいる｣
翔太｢お前、その呼び方ハマってんの？｣
涼太｢あれ、今日はご飯まだ出来てないのかな？｣
辰哉｢確かにいつものご飯の匂いが全然しないね。亮平ー？いるー？｣
照｢兄貴達帰ったならこっち手伝って！！｣
2階の方から照の焦った声がする
普段、反応とかもそんなにしない照があんなに焦ってるから俺達も4人全員が2階に行く
辰哉｢照！あれ、どこ？｣
照｢こっち！！涼兄か翔兄いる！？｣
翔太｢両方いるけど...って亮平どうしたの？｣
照｢話は後でするから家にある毛布全部持って来て！！｣
照がいたのは亮平の部屋で亮平はすごい顔色が悪くて震えていた
え、マジでどうしたの？
無理して学校行ったにしても震え方が尋常じゃないよ？
え、水風呂にでも長時間入ってた？
照｢辰兄も動いてよ！体温計取ってきて！！おい、バカっ！目開けとけ！｣
ん？ここは南極かな？
まぁ、低体温症だと怖いし、その場合病院行くべきだから急いで体温計取ってきます
蓮｢辰兄、にぃ大丈夫なの？｣
辰哉｢分かんないけど、長時間寒い場所にいた事は間違いないと思うから低体温症になっちゃってるかもしれない。低体温症って普通の体温よりも低いから意識飛ばしたりすると危ないんだよ。だから亮平に声かけてあげてて｣
あんなに照が焦ってるところを滅多に見ないし蓮も心配になったみたい
蓮｢辰兄！にぃ意識飛ばした！！｣
辰哉｢今行く｣
体温計の他にも色んなもの取っていこうとしたけど、蓮のその言葉ですぐ2階に上がった
辰哉｢亮平、聞こえる？｣
翔太｢涼太、まだ震えてる？｣
涼太｢震えは治まってきた｣
辰哉｢亮平、ちょっと熱図ろうな｣
震えは無くなってきたみたいだし、なった体温計の数字は高熱だったけど、低体温症にはなってなかったみたいで安心した
涼太｢大丈夫。今のところ喘鳴も聴こえない｣
涼太が、頑張って診察してくれてまぁ、明日点滴は逃れられないだろうけど、取り敢えず落ち着いた
辰哉｢で、照、どうしてこうなったの？｣
さぁ、本題はここからですよ
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作者名：タピオカハリネズミ
| 作成日時：2022年1月3日 1時
