支えられ、支え合う (ページ6)

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照side

重岡｢照ー！今日はジムないん？俺と一緒に帰ろー♪｣

照｢やだよ笑。シゲ絶対早く帰らせてくれないじゃん｣

重岡｢なんでや！ええやんか！｣

中島｢ほら、照は可愛い弟がいるんだから。ね？｣

照｢そういう事だから笑｣

重岡｢あ、照ー！！｣

大学で仲良い友達との誘いを断って家に帰る
シゲふ関西人でめっちゃ俺に絡んでくるし、早く帰れない事なんて確実だから笑

ジェシー｢あれ、照！？｣

照｢え、ジェシーじゃん。どうしたの？｣

ジェシー｢いや、今、授業終わったところだからさ。こっちも大変なんだよ？｣

照｢そうなんだ。大兄も同じところだからなんかあったら聞いとくよ｣

ジェシー｢マジで？助かる｣

ジェシーは幼なじみみたいな感じで親が2人とも大きい病院の偉い人だったからライバルなんだけど、よく会ってて遊んでた
まぁ、ジェシーの兄弟も俺たちの兄弟と同じ病院で働いてるから兄弟で仲良い感じなんだよね

ジェシー｢今度ご飯行こうよ｣

照｢え、この前行ったじゃん笑｣

ジェシー｢いいじゃん、また行こうよ。今度は健人たちも一緒にさ｣

照｢まぁ、またいつかね｣

ジェシー｢いつか？5日後ね、分かった予定あけとく｣

照｢いや、そういう意味じゃないから笑。ねぇ、俺帰りたいんだけど｣

ジェシー｢えぇ、もう帰っちゃうの？｣

照｢ジェシーもたまには早く帰って慎太郎の相手してあげなよ。いつも病院で待ってるんでしょ？｣

ジェシー｢いや、あいつ、鍵持とうとしないからさ｣

シゲをなんとか避けたのにジェシーに捕まって結構話しちゃった
まぁ、今日がなにかある訳じゃないんだけど、早く帰れるなら亮平の家事手伝おうと思ってたし、早く帰りたかったんだよね
それからジェシーの会話も終わらせて家に帰る
やっと家に着いたと思ったら誰かがドアの前で座ってる？
段々近づくにつれて見覚えがあるシルエットになって来た

照｢亮平...？｣

そう言うと顔を上げた顔は亮平で安心したのか力が抜けて身体が傾いたのをなんとか地面に着く前に支えられた
いや、それにしても冷たくない？
え、待って
寒がりの亮平がこんなになるまで外にいるはずないよね？
普通なら家に入るはず...

照｢亮平、もしかして鍵なかった？｣

亮平｢ぅん...忘れちゃった...｣

照｢はぁ、バカ。それなら連絡しろよ｣

亮平｢携帯もっ、家...｣

その言葉に呆れてしまう
亮平は普段はしっかりしてるのに忘れ物が多い
マジで何やってんの...