検索窓
今日:42 hit、昨日:24 hit、合計:269,609 hit

しっかり者もドジをする ページ5

亮平side


亮平「あ、鍵忘れた...」




そんな事に気づいたのは学校に着いてからだった




涼介「亮平、おはよ」

亮平「あ、おはよう。あれ、慎太郎は?」

涼介「なんか風邪引いたらしい。バカは風邪引かないって言うんだけどね」

亮平「そうだったんだ...」

涼介「あれ、どうした?」

亮平「あ、いや、何でもない」




慎太郎もいるなら病院行って待つのもありかなって思ったけど、いないなら行かないとこう
行ったついでに採血とかされても嫌だし




涼介「亮平、また明日ね」

亮平「うん、また明日」




終礼が終わって家に帰る
帰ってるのはいいんだけど、鍵無いから家に入れないんだよなぁ...
今日、誰か早く帰ってくるっけ?




亮平「あれ、携帯もない...」




あ、そう言えば出る前まで充電してたんだった
って事はたぶん家の中
どうしよう...
確か、蓮は今日は部活で練習試合があるから帰りは遅くなるって言ってたしな...
今日、天気予報雪マーク出てたくらいだからめっちゃ寒い
マジでどうしよう...




亮平「はぁっ...さむっ...」




寒がり尚且つ兄弟で1番体調を崩す俺がこんな長時間外にいたら絶対明日は学校休む事になりそう
山田に明日ねって言ったのになぁ...




亮平「あ、雪...」




積もるまではいかないけど雪も降りだした
あぁ、これで蓮の練習試合無くなってくれないかな...
これくらいじゃあ無くならないか...
学校の制服って思ってたより薄くてなんとかマフラーでどうにかしてるけど、めっちゃ寒い...
マッチ売りの少女ってこんな気持ちだったのかな
俺もマッチ欲しいなぁ
なんて考えてても家には入れないし、体を温めるには運動がいいけど、走ったら喘息出ちゃうし、どうする事も出来ない
ただドアの前で丸まって誰かの帰りを待つしか無かった




亮平「寒いっ...」




今何時だろとか周りからはどう思われてるんだろとか考えたけど、ここには時間を見る時計も携帯もないし、家が坂の上にあるから人だって全然ここを通ることはないなって自問自答を繰り返したりして兄弟達が帰るのをずっと待っていた




「亮平...?」




やっと誰かが帰って来たみたいでその声を聞いて安心したのか身体が傾いた

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (191 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1144人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 医者 , 家族   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:タピオカハリネズミ | 作成日時:2022年1月3日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。