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涼太side
翔太「ぃてぇ...」
亮平「翔兄、大丈夫?」
辰哉「それは亮平もだろ?2人ともここでいいの?」
亮平「部屋で寝てるの飽きちゃった笑」
昨日が雨で今日も夜から雨が降るせいで低気圧にやられてるはずの翔太と亮平
亮平は低気圧の影響で喘息の発作が出たり、体調崩しやすくなるし、翔太は発作もあるし、偏頭痛もある
だけど、2人ともリビングに来てて翔太はダイニングテーブルに伏せちゃってるし、亮平も辰兄と隣でソファに座ってぼーっとしてる
照と蓮は家に唯一あった点滴でなんとか痛みも無くなってきてるみたいだけど、1番上だからって強がって点滴を弟達に譲ったせいで翔太はめっちゃ辛そう...
こういう時、いつも思うんだよね
なんで双子なのに翔太ばかりがこんな辛い思いしないといけないんだろうって
でも、そんな事考えてたら翔太にバレて怒られちゃうから俺はもっと立派な医者になって翔太も、亮平も蓮も救うって決めてる
大介「え!?翔太も亮平までいる!?」
翔太「大兄、さっきからずっとうるさい」
大介「いや、それはごめん。だけど、2人とも部屋で寝てないでいいの?」
亮平「ぅん...」
辰哉「ここがいいんだってさ笑」
翔太「そんな事、言ってないから」
亮平「俺は、ここがいい...」
辰哉「亮平は素直じゃん。いいよ、俺にもたれかかって寝ちゃいな」
亮平「それはやだっ」
辰哉「なんでたよっ!」
大介「亮平が甘えていいのは大兄だけだぞ!」
亮平「...一生甘えない」
大介「なぬ!?」
翔太「ふられてんじゃん笑」
辰哉「亮平ー?今は兄貴しかいないんだからちょっとは甘えてもいいんだぞー?」
亮平「俺、もう高校生だよ?そんな甘やかされなくても寂しいとか思わないから」
大介「亮平、もしや、熱が高すぎて考えも可笑しくなったんじゃない!?」
辰哉「そうかもな。もう1回熱測ろう」
亮平「いや、こんなに喋れてるから大丈夫でしょ」
大兄がリビングに来てからさっきよりも賑やかになった
蓮も寝れたって事かな?
亮平も喋れるくらいの元気があるし、このまま上がらなかったらいいよね
翔太「ケホケホッ...」
辰哉「翔太、部屋戻ろう。さすがにやばいんじゃない?」
大介「吸入器部屋だよね?」
その願いはすぐに消えて、お昼くらいに雨が降り出したのと同時に翔太の発作も出始めた
俺はお昼ご飯作ってたし、手が離せなくて兄2人に翔太を任せる
もう1人心配な弟がソファにいるしね
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作者名:タピオカハリネズミ | 作成日時:2022年1月3日 1時