支えられ、支え合う

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大介side


亮平｢だいにぃ...｣

大介｢ん？どうした〜？｣

亮平｢ごめんねっ？｣

大介｢なんで謝るの！家はたぶん、先祖から身体が弱かったんだよ！だから仕方ない！！｣

亮平｢何そのフォロー笑｣

大介｢だから、亮平が謝る事じゃないってこと！今日は久しぶに大介お兄様に甘えてなさい！｣

亮平｢お兄様ではないし、甘えないよ｣

大介｢亮平昔は俺にくっついて離れなかったじゃん｣

亮平｢ぅわぁ、懐かしいね笑｣

大介｢だから今日は昔に戻っていいんだよ｣

亮平｢残念だけど、俺、大人に近づいてるから戻りたくない笑｣

大介｢素直じゃないなぁ！｣




えぇ、亮平くん看病班です←1人しかいねーだろ！by:辰哉
さっき点滴をしたおかげか結構喋られるようになった亮平
さっきまでは喋るのも辛そうだったからね
それはいいんだけど、亮平、全然甘えてくれないの！
大人なふりしてさぁ...
まだ子供だよ！
20歳超えてないんだから！！
そこで、大介お兄さん考えちゃったんだなぁ〜
名付けて、亮平を甘えさせよう大作戦！！
取り敢えず甘えるように頑張る！！




蓮｢いいって！！｣




その作戦は蓮くんによって妨げられました




亮平｢蓮、どうしたんだろうね｣

大介｢頭痛すぎて可笑しくなっちゃったかな？｣

亮平｢今日、そんな酷いのかなぁ？｣

大介｢いや、亮平が高熱出てた時点で酷いっていうのはわかるでしょ｣

亮平｢まぁ、そっかぁ｣

大介｢たぶん、照が点滴したから蓮もする事になったんじゃない？｣

亮平｢蓮、点滴嫌いだもんね｣

大介｢辰哉、大変だね｣

亮平｢手伝わなくていいの？｣

大介｢俺は亮平が甘えるまでこの部屋出れないように鍵かけられたから無理なの｣

亮平｢何それ笑。なら一生出られないね｣

大介｢いや、出してよ！笑｣




俺、生粋のアニメヲタクだから変な世界観を生み出すのが得意なんだけど、その作戦もダメみたい
マジで亮平が大人になり過ぎて俺が悲しいわ




辰哉｢亮平、具合良くなった？｣

亮平｢ん？大兄ならいつでも連れてって｣

大介｢え、ちょっと鍵が...｣

辰哉｢は？鍵？何言ってんの？蓮の点滴手伝って｣

大介｢あぁ！亮平ー！！｣

辰哉｢お前、声でかいって！後で翔太とか照に文句言われても味方しねーよ？｣




そんな事言われながら引きずり込まれた蓮の部屋
まぁ、俺、小児科医だから簡単に点滴終わらせたんだけど、その間に亮平寝ちゃってるし、翔太と照には文句言われるし最悪だよ...←自業自得だろby:辰哉

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