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「にのちゃんはさ、俺のこと、すき？」
「え？…なに、急に」
「俺は好きだよ。にのちゃんは？」
「…すき、だけど」
「じゃあ俺の好きなものも好き？」
「…うん」
何を言いたいのか分からないけど
相葉さんの顔は花が咲いたみたいにパッと明るくなった。
「じゃあ、約束して！
俺が好きなにのちゃんのこと、
キライだなんて言わないって」
「え……？」
「できるよね？」
「…なに？」
「俺がなによりも大切にしてる人のこと、にのちゃんも大切にして？」
「……」
きっちり指切りまでさせられて
薬が飲めないと伝えると、俺の笑顔が薬だよ！
なんて言ってきて
ちょっと、鬱陶しくも思ったけど
そんな優しさが、
何よりも俺が欲していたものだったのかもしれない
「にのちゃん？」
「ん？」
「もし、にのちゃんがいなくなったとしても…
俺はどんな手を使ってでも探し出すからね」
「なにそれ」
「だからにのちゃんはどこに隠れても、どこに逃げたとしても、俺は探し続けるよ？」
「………」
「分かった？」
「……うん」
「分かったならそれでよし！！」
くしゃっと笑った顔が俺にも伝染して自然と口角が上がって、ようやく気づく。
暫くちゃんと笑ってなかったんだな俺…
今やっと、ちゃんと、笑った気がする。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
少々暗めのお話失礼いたしました。
心から笑えなくなったら無理せず休むことって大事ですよね！！！
長めのお話続きで、だんだん短編ってなんだ！？ってなってきました笑
こんなので良ければどうぞお付き合いください⭐︎
次回もお楽しみに！
終わり
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Kai(プロフ) - zawamiyaさん» zawamiyaさんコメントありがとうございます!!なんて嬉しいお言葉...そう言っていただけるだけで本当に本当に嬉しいです(*^^*)また更新したら是非遊びにきてくださいね！ (2023年1月26日 23時) (
レス) id: 7bc99ff423 (このIDを非表示/違反報告)
zawamiya(プロフ) - なみだ。めちゃくちゃ感動しちゃいました。めちゃくちゃ良かったです！！また新たなお話楽しみにしてます！ (2023年1月25日 11時) (レス) id: 21c17d323d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kai | 作成日時：2022年10月23日 18時
