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「おいで。ちょっと身体動かすよ」
きっとこれはストレスからくる腹痛。
痛みに苦しむニノを抱き寄せて
ベッドに腰掛けた俺にもたれかけるようにさせ
随分と力の入っていたお腹に手を当ててゆっくり摩った。
大丈夫…だいじょうぶ
すぐ治るよ…
心の中で願い事をするみたいに何度も唱える。
10分くらいが経った。
力が入りすぎてプルプルと震えていた手が落ち着きはじめ、苦しそうだった呼吸も、ふぅふぅと整えるように変わっていった。
「…っく……っ、、ひっ…ぅ」
「よしよし…頑張った頑張った」
相当痛かったのか、はたまた落ち着いてきて安心したのか
声を押し殺しながら泣き始めた。
こんな弱った姿、見たことない。
どんな時でも人を楽しませようとして、その中心にいるニノちゃんもいつ見て楽しそうに笑ってた。
けど、ほんとはずっと、辛かったのかもしれない
ずっと昔から、辛いのを隠すのが上手だったから
気づいてあげられなくて…ごめんね…
お互いに何も喋らず、ただただ温もりを感じ合っていると不意にニノの手が俺の腰に回ってきて、顔を隠すように抱きついてきた。
「あ…ばさ」
「ん？」
「おれ、、も…」
「うん、どーした？」
「…おれ…もう………いな…くなり、た…ぃ」
え………
今、なんて…
くっついていた身体を離して覗き込む。
その時の俺の顔は相当怖かったに違いない。
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Kai(プロフ) - zawamiyaさん» zawamiyaさんコメントありがとうございます!!なんて嬉しいお言葉...そう言っていただけるだけで本当に本当に嬉しいです(*^^*)また更新したら是非遊びにきてくださいね！ (2023年1月26日 23時) (
レス) id: 7bc99ff423 (このIDを非表示/違反報告)
zawamiya(プロフ) - なみだ。めちゃくちゃ感動しちゃいました。めちゃくちゃ良かったです！！また新たなお話楽しみにしてます！ (2023年1月25日 11時) (レス) id: 21c17d323d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kai | 作成日時：2022年10月23日 18時
