일상3

🥟side ページ8

Aは英語があんまり話せないくせに

時間があれば1人でも買い物に行ったり

観光したりしてるくらいにはアクティブ。



「ヒョンジナー見て〜
これ買ってきた」



ここはヨーロッパで

英語も日本語も韓国語も通じないのに

何か色々と買ってきたものを

俺の部屋に広げて自慢しはじめる。




「これが喉に良いっていう飴でー
肌にいいパックでー
これはおススメされたから買ってみたお菓子でー」


HJ「よく1人で買い物してきたね。
言葉は？英語？」


「ん？そんなもん！！Don’t think,feel 」



ドヤァァァ…

ってしてるけど、そんな簡単に意思疎通できる？



HJ「俺もこの飴欲しい」


「さっき食べたら美味しかったから
明日もう少し買いに行く予定だし一緒に行く？」


HJ「うん。喉にいいなら多めに買おう」



Aが外国でそこまで上手に買い物できるなら

俺も安心して着いて行って

色々買うことが出来るだろ。




「ここだよ」



次の日Aが連れてきてくれたお店には

ハチミツの商品がたくさん並んでて

マヌカハニーの飴が有名らしい。




『何かお探しですか？』



HJ「えーっと、」




店員さんに話しかけられて焦ってたら


隣のAが明るく二パッと笑って




「マヌカハニー！キャンディー！
たくさん欲しい！！」




……え？

韓国語でゴリ押ししてる……？




「マヌカハニー！いっぱい買う！！！」


HJ「ブッ…！
そんなので通じるわけ…」


『マヌカハニーのキャンディーですね。
これが大容量ですよ』


「おお！サンキュー！」



え、通じてるんだけど。

どういう事？？？



「アイムシンガーだから
喉にグッドなアイテム欲しい！」


『それでしたら、こちらもおススメですよ。
お湯に溶かして飲む液体タイプです』


「お！これも良さそう。
お湯に溶かすんだってー。買おうよ」


HJ「お前よく分かるな」


「リスニングだけはね。
耳は良いから〜」




観光客向けのお店でもないし

ただ地元のハチミツ専門店って感じの店で


俺達はたくさん買い物をしていく

謎のアジア人って感じだったのが

若干恥ずかしかった。



Aがあそこまで韓国語で攻めてたとは。


しかも何故か通じてるし。





「いっぱいあるから
後で皆んなにも飴くばろうねー」





Aが大っきい袋を抱えながら

あんまりにも嬉しそうに

ほくほくした顔で笑うから

可愛くて泊まってるホテルまで肩を抱いて歩いた。

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