僕等のシェアハウス (ページ31)

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FL

Aヌナが急に花を持って帰ってきた。

それを眺めながら大きくため息をついて

上着も脱がないまま

Aヌナはいつも通りリビングの真ん中に座った。

FL「その花は？」

「……俺のことが好きだってさ」

FL「え？告白されたの！？」

「うん。友達だと思ってたし、
卒業したら一緒に店をやろうかって話までしてたのに」

FL「仕方ないよ。
Aヌナを好きになっちゃったんだから」

「そうだけどさ…」

花をボーっと見ながら悩むヌナ。

やっぱりAヌナはモテるんだ。

そうだよね。

Aヌナは綺麗だし誰にでも優しいし。

FL「それで返事した？」

「うん。
俺にとってはただの友達だって言ったよ」

FL「そっか…。
告白されたら気まずくなるね」

「うん。
もう一緒に店をやるなんて無理そう」

FL「じゃあ、お店やらないの？」

単純に、純粋にそう聞いただけだったけど

Aヌナは急に大きく目を見開いて

なんか驚いた表情をした。

「確かにそうだね？
店を諦めることはないよね？」

FL「ヌナがやりたいなら、やれば良いと…
もちろん簡単な事じゃないと思うけど、」

「ヨンボガ。ありがと」

FL「どういたします…？」

「ㅎㅎㅎ
それを言うなら“どういたしまして”」

FL「ああ、そっか」

頭を撫でてくれたAヌナは

少しだけスッキリした顔をしてた。

その日の夜からヌナは部屋から出てこなくなって

ミノヒョンが夕飯だぞ！ってドアを叩いても

「今は要らない」って言うから

ミノヒョンが拗ねちゃった。

LK「なんだよアイツ」

FL「Aヌナ、友達から告白されて
悩んでるみたいだったし放っておいてあげよ」

LK「なに、、告白…？
相手は男？女？」

FL「そこまでは知らないけどさ」

Aヌナを理解してあげてほしかったのに

ミノヒョンは告白って聞いて

もっと機嫌が悪くなってしまった。

ヤキモチ？

FL「断ったらしいけど」

LK「なんだ…
話を繋げて話してよ」

FL「ごめん」

今度は心配そうな顔をして

Aヌナの部屋のドアを見てる。

今日は表情が忙しいね、ヒョン。