【審神者の】仲良くしたい刀剣男士【心を開け！】

24話 ページ25

「ねぇ、大将」

「はい、何ですか？信濃くん」


俺が大将と呼べば彼女は必ず俺の名を呼ぶ
これがどれだけ幸せなのか

きっと薬研達は知らないだろうね

未だに名前で呼ばれてないし


「これね、恒次さんと作ったの！
食べてくれる？」

「あら、いつの間にか下の名前で
呼ぶようになったのですね」

「うん、数珠丸さんって少し長いかなって
それに俺と恒次さんの仲だし！」


同時に呼ばれ、同じように強くなった
恒次さんは俺の兄みたいな存在

膝丸さんとか髭切さんは何だろう
あの二人も兄みたいな存在なのかな

強いしね。流石源氏だよ


「おや？何やら美味しそうな和菓子を持っているね」

「ダメだぞ、兄者。これは信濃と数珠丸殿が
主にと作った物だ。」

「あ、二人の分もあるから大丈夫だよ」


そう言ってゴソゴソと冷蔵庫をあさり
二人に和菓子をあげる


「これまた美味いねぇ」

「あぁ。お茶にすごく合う」

「後で数珠丸くんにもお礼言おう」

「そう言えば、数珠丸さんは？」

「んー？身内に呼ばれたらしく
広間でお話ししてるよ」


嫌そうな顔してたけどね


「そうですか、」

「大将、焦らずに距離を縮めればいいよ」

「そうだよ、主。先走って失敗なんてしたら
元も子もないからね」

「俺たちは何があっても主の味方だ」


「……はい、ありがとうございます」


そう言って大将は俺達(・・)の作った和菓子を口に含んだ





「…………………………………………ﾆﾔｯ」

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