足りないのは素直さ【月島蛍】

●ヤツが来る ページ2

インハイ予選が終わりほっとしたのもつかの間



学生の敵、あいつが近づいてきた



武田｢インターハイ予選が終わりましたが、けして安心してはいけません。

……テストについて覚えてますか？｣



先生が田中さん、ノヤさん、飛雄、翔ちゃんを見る



私は見られてないけど、非常にまずい状況にいた



｢あ、あの、なんかあるんですか？｣



武田｢いい質問だね、七瀬さん。
あのね、また音駒と合宿できるらしくて……！｣



音駒……
音駒といえば天使に会える！！


菅原｢A落ち着けー｣



｢ういっす｣



楽しみだなぁ、音駒


その日のミーティングでは赤点を絶対取るなと釘を刺された



下校中、皆で歩いてたら


｢Aはさ、赤点大丈夫な訳？｣


｢蛍……｣


｢で、赤点平気なの？まぁAのことだから数学危ないとかありそうだもんねー｣


山口｢ツッキー｣



月島蛍、山口忠
二人は私の幼なじみ



月島｢で、どうなの、A｣


｢平気だし、セーフ！｣



本当は前のテストで4点とったんだけど……言えない←



月島｢ふーん、そっか。ならよかったね｣



｢う、うん｣



ニヤニヤしながら私を見る食えない幼なじみ



そして……私の好きな人




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