First Love. ２【白】 (ページ16)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:56,644 hit

６５. ページ16

.

　

　

　

　
───────

　

　

　
『おはよー』

「おはよ～、久しぶりー」

　

　

　

　

　

　
久しぶりにちゃんと会うクラスメイト達

　

　
登校日はそんな全員は来ないしね(笑)

　

　

　
　

　

　

めっちゃ日焼けしてるやつとか
なんか雰囲気変わって可愛くなっちゃってる子とか

　
みんな変わってるかな？変わってないかな？って
ワクワクするのは始業式の日の醍醐味

　

　

　

　

僕が変わったとこってどこだろう
　

　

　

　

　

宿題回収されて、短いHRをなんとなく聞いて
あっという間にその日の学校は終わった
　

　

　

　
　

　
「ラウルっ」

　
『あ、こうじくん』

　

　
　

　
帰りの準備をしていたら、こうじくんが教室に呼びに来た

　

　

　
　

　

　
「お昼なんか予定あるん？」

　
『特にないけど』

　
「んじゃあ、今から事情聴取するで～」

　
『ちょ、は？何の？』

　

　

　

　

　
ほらほら～、ちゃーんとお弁当あるから～、と
ウキウキなこうじくんに腕を掴まれて
向かった先は数学準備室

　

　

　

　

「ふっかさ～ん！ラウール連れてきたで～」

　

　
　

　

　

部屋に入ると、もちろんふっかさんと
何故かイスで寝ているめめもいた

　

　

　

　

　

深「連れてきたでーって、お前が勝手に来ただけだろ
　ここは恋バナする場所じゃねーんだぞ」

　
「お、来た来た。んーっ……、
　まあ、ここ１番誰にも聞かれないし
　弁当温めるレンジあるしな」

　

「そうそう、ちゃんとふっかさんのお弁当も
　作ってきてますって」

　

　

　
こうじくんはお弁当を温め机を並べて
お昼の用意を始めている

　

　

　

　

　
あれあれ？

　

　

　
なんかこの空気、嫌な予感がするけど…

　

　

　

　

　

　
「さっ！ラウル！
　いっぱい食べ～！
　Aさんとの初デートのお話！ちゃんと聞いたるから」

　

　

　

　

　

予感的中

　

　

　

ああ、また僕はこの人達に
自分の恋バナをすることになってしまうのか

　

　

　

.