First Love. ２【白】 (ページ17)

今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:56,613 hit

６６. ページ17

.

　

　
「ほー！じゃああのプレゼント無駄じゃなかったんやな！
　
　そんでそんで！
　チューしたんか？」
　

『するわけないじゃん』

　

「なんだ」

　

　

　

　
２人とも当たり前のように僕の恋バナを聞きながらお弁当を食べている

　

　

　

　

　

『別にね、チューすりゃいいってもんじゃないんだから』

　
　
深「おー、ラウ、なーんか大人になったか？(笑)」

　

　
　

ふっかさんもこうじくんのお弁当を美味しそうに食べながら
ちゃっかり話を聞いていた

　

　

　

　

　

　
「せっかく練習してやったのにしなかったんだ」

　
『出来るわけないだろっ』

　
　
深「練習って何だ？」

　
『ふっかさん！変な質問しないでください！』

　

　

　

　

　

あの話はめめとこうじくんしか知らないんだから

　

　

　

　
深「いや、別に変な質問じゃないと、」

　
『いーですって！
　てかこうじくん！Aさんがこうじくんに会いたいって言ってた！』

　

「え～！！ちょっと何でなん？！
　申し訳ないけど俺もう彼女いるでっ？！」

　

『あ、そういう意味じゃ』

　

　

　

　
チューした、しないの話から逸らせるために
こうじくんが喜びそうな話にしたけど

　

　

　

　

　

　
「まあまあ、こればっかりはタイミングやからなぁ～
　残念やけどよくあることや」

　

　

　

　
　
なんか勝手に勘違いしてる(笑)

　

　

　

　

　
　
『おもしろそうだから会いたいって言ってただけ』

　
「ぷっ(笑)」

　

　
「ラウル！！お前どんな話したん？！」
　

　

　

　

　

　
舞い上がったり怒ったり、疲れないのかな(笑)

　

　

　

　

　

　
深「でも結構仲良くなれたみたいだな、Aさんと」

『あー…、と思ったんですけど』

　
「ん？」

　
『昨日の夜から返事なくて』

　
「あれ？デジャヴ？前もこんなん聞いたよーな…」

　

　

　

　

　
僕だってデジャヴかなって思うよ、てか思いたい

　

　

あんなに楽しかったのに、あれはなんだったんだ？って
　

でもしょうがないんだ
また返事が来なくなっちゃったんだから

.

　