First Love. １【白】 (ページ23)

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２３. ページ23

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深「ほー…なるほどね、
　それであの日遅刻したのか」

　
『ふっかさん優しいからおまけしてくれるかなーって、』

　
深「何度もは通用しないからな(笑)」

『はい(笑)』

　

　

　

　
僕はふっかさんにAさんの事を話して
昨日送ったメッセージも確認してもらった

　

　
　

　

　

深「てか、ラウ案外行動力すごいな」

「ホンマやね、まさかもうデートに誘っているとは」

　

『え、やっぱりヤバかった？』

　
　

　
　

２人の反応に再び不安になった

　

てかこれってやっぱりデートって思われちゃったかな…

　

　

　

　
　

　
「だって返事来ないんでしょ」

　

　

　
そんな中めめはズバッと本題に切り込んだ

　

　

　

　

　
『それが、昨日来たんだけどさ…』

　

　

　

　
僕は昨日Aさんから来たメッセージを
３人に見せた

　

　

　

Aさん私の同期がラウールくんに会ってみたいと言うので、彼と3人で行くというのはダメかな?

　

　

　

　

　

「３人か‥、」
　

　
「あーあ、もうデートやなくなったやん！

　ちょ、待って？彼って何？
　HE って意味の彼よね？BOY FRIENDって意味の彼やないよね？
　てか、ラウルっ！彼氏いるか聞いたん？！」

深「ちょっと落ち着け(笑)」

　

　

　

Aさんのメッセージにパニックになって立ち上がったこうじくんを
ふっかさんが座らせた
　

　

　

　
　

　
『彼氏いるとかそういうのはまだ聞いてないけど』

　
「でもこの男は彼氏と違うん？
　何で一緒に来んねん！」

　

　
　
こうじくんはメッセージ画面を何度も指差して興奮状態

　

　

　

　

深「さすがに高校生と２人ってのが気まずいんだろうね」

　
　
「確かに」

　
　
深「でも３人なら会ってくれるってまだ可能性はありそうじゃん」

　
『そうかな？』
　

　
深「また会いたいんだろ？この、Aさんに」

　
　
『うん…』

　

　

　

　
会いたい

　
　

２人じゃなくても
ケーキじゃなくても何でもいい

Aさんに会える、っていう理由に出来るなら何でもいい

　

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