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君はきっと知らないんじゃないかな。
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この3年間片時も離れた時がないくらい僕の心の中にいた事なんて。
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入学式は驚いたなぁ,だってプロデュース科ができるのは前もって天祥院財閥の力を使って手を回し情報を集めていたから知ってはいたけど。
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僕らの学年に1人,しかも女の子がくるなんて。
最初は無論どうでよかったさ。
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だけど初めて君を君の純粋無垢で真っ直ぐな目を見た時は柄にもなく胸が高鳴ったんだ。
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その後は運悪く急に体調が悪くなって入学式の途中で病院に運ばれてしまった。
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次の日以降,いや1年の時は病院と学校の行き来であまり行けていなかった。
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だから君の中では僕はずっといないも当然の人間だったかもね。
続く
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作者名：すめらぎみかど | 作成日時：2021年5月15日 8時
