約束 ページ4
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(ホークスside)
トゥワイス
分倍河原を殺した
人を殺した
あぁもう
こんな手をAは触ってくれないかもしれない
俺の本名も
荼毘の発言も
考えなきゃいけないことは山ほどあるのに
頭の処理は追いつかず、背中が焼かれていく
俺のスパイ、無駄にならんかったかな
みんなが少しでも優勢に立てた？
役に立って死ねるなら、いいんだけど
それならヒーローの本望なんだけど
Aのこと、置いていくのは心配だなぁ
人間、完璧に死ねないもんだな
「『ホークス！！』」
炎が消えて、炎が上がる
蒼炎じゃなくて
俺の好きな紅炎
なんで来ちゃうんだよ、こんな危険なところ
「フミカゲまずいヨ……ホークスの背中ガ……ナイ…！」
『ホークス！』
「A……」
駆け寄ったAの瞳からはボロボロと大きな涙が溢れている。
泣かせちゃって
傷つけちゃってごめんねって、謝りたいのに
ごめんね、まともに声が出せなくて俺
「見ろよガキ。そいつが殺した。仲間を守ろうと走る背中を背後からグサっと！」
血だらけで動かなくなった分倍河原に視線を移す二人。
一瞬動揺を見せた弟子二人の表情に息が詰まる。
「おまえらが健気に夢見るプロってやつぁ、俺たちなんかよりよっぽど薄汚ぇぞ」
「A………常…闇…く"ん"……」
「俺は…ただ師を案じただけだ」
「思考停止」
再び蒼炎が襲いかかる。
Aと常闇くんは俺を抱え間一発で避けるが、空間が狭すぎて次の攻撃は避けれそうにない。
『……常闇くん、ホークスをお願い』
「ッ溶田、正気か」
『どっちにしろ任務で荼毘捕まえなきゃだし。私が戦う』
誰だよそんな任務与えたやつ
だめだ、あいつと対峙させちゃ
林間合宿後全身火傷して帰ってきたAの姿が過ぎる
もうあんな姿見たくない、危険な目に遭わせたくない
お願い、行かんで
「A…待っ"……」
『ホークス、私は大丈夫だから』
手を伸ばして引き止めたいのに、もう身体が動かない
微動だにできない小指に細い指が絡まる。きゅっと優しく力を込められ、赤い瞳が俺を覗き込んだ。
『帰ったら仲直りの約束、ね？』
じゃあね、って
ずっと見たくて堪らなかった彼女の笑顔は
蒼い炎の中に消えていった。
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zi - 完結なんですか、これ、もし途中なら続き待ってます (3月1日 23時) (
レス) @page6 id: 5d1b23d355 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - あさん» ありがとうございますぅう😭❣️全然更新できてなくてすみません！！頑張りますもう少し待っててください！🥺 (2月11日 0時) (レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
あ - 感動ものできゅんきゅんしました！！！いくらでも待つので更新待ってます！！！！ (2月5日 21時) (レス) id: adf9d2c764 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - hinaさん» うわぁああめっちゃ嬉しいです一気見ありがとうございます😭すみません長い間更新できておらずで頑張ります🥺🙏 (10月25日 12時) (レス) id: 25a11890bc (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - ハマりすぎて一気見した･･･。神作品ですね。👍 (9月29日 0時) (レス) id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2023年7月11日 21時
