☆217時間目☆ ページ16
〜業 side〜
全ての殺気が1本のナイフに凝縮されてる。これさえ防げば俺の勝ちだ。
ナイフの持ち手を弾き飛ばす。刃物をなくせば渚君は裸同然。俺を殺せる手段はもうないーーーってえっ!?!?!?ナイフを捨てた!?殺気が、ない??ってーー。
寺坂「肩固め!?」
渚「絶対に、言うこと聞かす!!!」
村松「業に、あんな鮮やかに寝技を決めれるかよ!!」
そらる「赤羽には猫だましの影響が残ってた。加えて全ての殺気を込めて放り投げたナイフを捨て駒に。素手の勝負に持ち込んだ。」
まふまふ「自分ではなく彼の最も得意な分野で決着をつけるためにね。」
!!つまり、俺が渚君にやったのと同じように、俺に敗北をちゃんと認めさせるために……!!
ってかマジやばい。このままだと、気絶する!!!!
その時手元に俺のナイフを見つける。でも、この状況でふとよぎったのはーーー。
渚「僕が喧嘩??怖いから多分一生できないよ。まぁ、やらなきゃ死ぬってんなら別だけど……」
かつて渚君と遊んでいた時にそう話してたっけ。うん、こりゃ、もうーーー。
業「ギブ、降参。俺の負けだよ、渚。」
やばい、伝わってなくね??まだしめてくんだけど……
烏間「そこまで!!!赤チームの降伏により青チーム、殺さない派の勝ち!!!」
中村「あーあ、勝っちゃったよ渚。」
渚「勝った、の??業君に??」
業「素手でこんだけ根性見せた小動物を相手に、ナイフ使って勝ったところで誰も俺を認めないわな。
刺せもしないし抜けれもしない。降参せざるをえない状況に追い込まれたよ。ナイフを使わず格闘戦で俺に勝つ。俺を殺すにはそれが最適解とはね。
完敗だ。殺せんせーを助けたいんだろ。言うこと聞くよ。」
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佐奈 - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年8月3日 16時) (レス) id: 6f69f92852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れの | 作成日時:2019年6月16日 14時