【暗殺教室】男装少女は今日も素を出せない Part5【歌い手】

☆163時間目☆ ページ10

〜渚 side〜


殺せんせー「さて、皆さん。集大成の答案を返却します。君たちの二本目の刃はターゲットに届いたでしょうか。」


怒涛の期末テストから2日。いよいよテスト返しの時が来た。



殺せんせー「細かいことを四の五の言うのはやめましょう。今回の焦点は総合順位で全員トップ50を取れたかどうか。このE組でも先に順位を発表してしまいましょう」




その言葉にみんなたって確認する。そしてーーー。





寺坂「俺が……46位！？」




吉田「うちでビリって寺坂だよな……」


原「その寺坂君が46位ってことは……」





「「「「「「「「やったー！！！！」」」」」」」」





そう、それは僕らの念願だった勉強での悲願でもあった勝利。そしてそのトップには業君。みんなといなきゃ解けなかったらしい。業君もこの1年で良い感じに変わったなぁと思いつつふと僕は気になった。




渚「ね、瑞希さん。」




Sou「ん？何？」



渚「成宮君、テスト受けてたんだよね……？？」



Sou「うん。でも病院混んでて数学しか受けてないんだって。」




杉野「え？そうなのか？？」




不破「あれ。これじゃあ全員トップ50以内じゃなくなるんじゃーーー。」




殺せんせー「あぁ、そのことなら多分心配ありませんよ。って丁度いいところに来ましたね成宮君。」




『理事長には理由が理由だし元の成績的にも免除とか言われたけど、やりたかったから今解いてた。で、どう？』



殺せんせー「見事に全教科全問正解。業君と同じく1位ですね。」



業「ちぇ。せっかく俺だけだったのに。」



『そう簡単にトップは譲らないから。花菜は、480点か。』



Sou「流石に難しかった。凡ミスが多かったなー。でもこれなら外部受験しても満点合格できそう！」



渚「え、外部受験、ってまさか？？」




『あー、俺と花菜、椚ヶ丘入りなおすよ。特にやりたいことまだないし？』




業「へぇ、俺もなんだけど。こりゃ3人で仲良くするしか？」





凄いなぁ、外部受験で入りなおすなんて。まぁ、そのためには殺せんせーを殺すという最大の試練を乗り越えなきゃいけないけど。

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