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第1話:誰 ページ1

沖田side


暇だ





畳の上で寝転がり、隊服を着崩す
開け放っている障子から外の光が入る

今日もポカポカと良い陽気だ

沖「ふぁ〜あ、一寸一眠りするかァ」

土方との見廻りも途中で引き返して(土方を撒いて)戻ってきた。面倒だから
今頃彼奴は血眼になって俺を探していることだろう

春の風が気持ちいい
真選組の仕事が少ない方が町は平和

沖(俺が休めてるのは歌舞伎町が平和だからでさ、感謝しやがれ土方……)

土方を心の声で罵るのも程々に、俺は夢の世界へと入っていった









―――――――

トン、トン、トン、トン



誰かが階段を上がる音
あれ、屯所の俺の部屋の近くに階段なんてあったっけ


?「さぁーて、漫画読んでポテチ食って寝るかぁ」

誰かの声
俺は目を薄く開く


あ?

ガラッ

?「………ん?」

ここ、

?「えっ」

どこ?

?「ギャアアアアアア!!!!」

沖「うぉわぁああああ!!!!」ガバッ

急な悲鳴に慌てて飛び起きる
なんだ、ここどこだ???

反射的に腰に提げてある刀に手を伸ばす、が

沖「……?!刀が…!」

刀がない。それどころか、今着ている服は隊服ではない

どういうことだ
目の前の男に目を向けると、驚愕の表情で立っている
真っ赤な服の中心部分に松らしきものが描かれている。着物じゃない
髪型も町民のそれではない

?「えっえっ?!何?!なんか部屋にイケメンがいる!!!皆ぁああ!!!」

?「あーもううるさいなぁ、どうしたの、って、ひぎゃああああああ!!!」

顔が増えた?!?!
今度は服ピンク!!

沖(ど、どういうことでィ、クローン技術?!)

?「ブラザー、悲鳴が下にまで聞こえほわああああああっっつ?!?!」

また増えた!!!
なんか青!!!

沖「て、てめーら一体何処のどいつだ!!俺の刀を何処へやったんでさァ!!」

?「いや何処のどいつってこっちのセリフー!!」

?「いやぁあああ天上人が家にー!!!」

?「Who are you?!」

ふーあーゆー?あ、名前か
取り合えず落ち着こう
一番隊隊長として威厳を見せねぇと(棒)

沖「えっとー、沖田総悟ですー」

?「急に冷静なったよこの人?!」

?「おきたそうごって誰ー!?あんた誰ー!?」

え、俺の事知らねェのかこいつら

沖「え、知らない?真選組一番隊隊長なんだけど」

?「新撰組って、江戸のやつ?」

沖「てか名乗ってくれません?」

?「あーもう!俺は松野おそ松!んでこっちのピンクがトド松、青がカラ松だよ!」



誰だよ

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作者名:zuすま | 作成日時:2019年10月29日 16時

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