。゜○ 21th GACHA ○゜。 ページ22
.
レイ「彼女の前世…。それは病弱な女の子だった」
卜部「生まれつき身体が弱かったらしい。幼稚園のころから入退院を繰り返し、まともに学校に通えてなかったようだ」
A「…」
卜部「しかし…そんな病弱な身体に追い打ちをかけるかのように、重い病にかかってしまった。それをきっかけに、両親からも冷たい態度を取られるようになった」
レイ「容体が良くなって退院しても、またすぐに倒れて入院…。そんな生活が続いたせいで、ご両親は彼女を育てる気力を失ってしまったんです。最終的には…両親に捨てられるような形で、入院した…」
ミズキ「そんな…」
A「だから…あんな記憶が…」
レイ「病院のスタッフも彼女の両親に『お見舞いに来てほしい』と何度も説得。でも…1度もお見舞いに来ることなく、彼女は10歳という若さで…ご両親に見守られずに亡くなってしまった…」
ミサキ「そんな…」
卜部「おそらく…前世の病弱だった身体のままガチャとして再生されたのだろう。契約前の今なら我々の手で何とか処置はできるが…契約後は病気が進行するという可能性もある」
レイ「ガチャの状態は普通の人間とは身体の作りが違うんだ。成長もしないし、食べ物や薬の吸収も遅い。だから病気も進行はしないんだ」
卜部「どうするんだ？今すぐに決断する必要はない」
ミズキ「……私は契約したい！」
A「ミズキちゃん…」
ミサキ「でも…」
ミズキ「病気でもいいよ！私たちはAお姉ちゃんを見捨てたりしない！」
ミサキ「ちゃんと家に帰って、みんなに説明しないと…」
ミズキ「何で！？お兄ちゃんたちだって賛成してた…」
レイ「言ったでしょ？前世の記憶が絡むと契約が出来ないかもって…」
ミズキ「…」
レイ「お母さんはきっと…今の話を聞いて考えが変わったんだと思う。だから、ゆっくり話し合って決めるんだ」
ミズキ「…」
A「…私はいない方がいいよね」
ミズキ「え…！？」
A「今日は…ここに泊まる。ゆっくり…家族で話し合って…」
ミズキ「Aお姉ちゃん…」
.
。゜○ 22th GACHA ○゜。→←。゜○ 20th GACHA ○゜。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 260人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
会長様(プロフ) - 面白かったです！これからも頑張ってください。 (2015年7月30日 19時) (
レス) id: 9555158321 (このIDを非表示/違反報告)
りぃぽむ(プロフ) - めっちゃ大好きで毎回楽しみです！更新頑張ってください！ (2015年7月5日 18時) (レス) id: cd4e58a246 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 更新頑張ってください！ (2015年6月29日 1時) (レス) id: 8bb8a7c5a7 (このIDを非表示/違反報告)
なーたん(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さい！応援しています！！ (2015年6月28日 13時) (レス) id: 43cdffbc8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あきか
| 作成日時：2015年6月21日 21時
