。゜+゜。〇-Episode11:結婚の挨拶-〇。゜+゜。 ページ9
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沙耶が不安に思っている一方で、和田の両親は沙耶に会いたくて仕方ない様子
そんなことを聞けば、不安なんて吹き飛んでしまった
沙耶「なんか、安心しました。これで、宴への参加に不安は無くなりました」
和田「本当?」
鞠子「当日は、私たちも一緒なので安心してください。この前のパーティーのようには、ならないようにしますから」
龍「極力、一緒に行動するようにするね」
沙耶「はい…!」
その後も、賑やかな談笑は続いた
しかし、その様子を店の外から隠し撮りする怪しい人物がいた…
***
近衛家では、夕食後に突然訪問者が来た
飛鳥家の関係者だと言うので、桜庭は30分程度という条件で通した
真斗「玲奈に来客?」
雅彦「あぁ。飛鳥家の関係者だそうだ」
真斗「そう…」
雅彦「おそらく、玲奈ちゃんの様子を見に来たんじゃないかな」
真斗「そうかもね…」
2人がそんな話をする中、玲奈の部屋では…
烏丸「玲奈様、こちらを…」
玲奈「何?」
飛鳥家の使用人である烏丸は、1枚の写真を見せる
それは、高級中華料理店で食事をする沙耶たちの様子の写真だった
玲奈「何これ…」
烏丸「つい、1時間程前の様子です。義理のお姉様と、周りは和田一族の関係者でしょう」
玲奈「…」
玲奈は何が不満なのか、悔しそうに歯を食いしばる
玲奈「どういうことよ…!どうして、お義姉ちゃんが…こんなに幸せそうな顔をしているのよ…!!」
烏丸「和田家での生活が、充実しているということでしょうね。玲奈様の邪魔にも屈せず、和田家の次期当主との仲は深まったようで…」
玲奈「しかも、このお店って…かなり高級よね?こんな高級なお店に行く余裕がある程だなんて…!!」
烏丸「玲奈様、近衛家の皆様との外食はされないのですか?」
玲奈「したことないわよ!真斗からも誘われないし…」
玲奈は近衛家の対応に、少々不満を持っていた
外食を提案すると、雅彦や桜庭の許可を得ないといけないと真斗に渋られるのだ
いちいち玲奈の提案を渋る優柔不断な真斗の態度、外出許可が出ないと外食出来ない近衛家の決まりに不満が溜まっていた
一方で、和田と幸せそうにしている沙耶の様子に、嫉妬と怒りが湧いていた…
玲奈「許せない…!!」
烏丸「ですが、これ以上は和田家に手を出してはなりません。次に玲奈様が何か問題を起こせば、間違いなく前回以上に会長からの厳しいお叱りが…」
玲奈「っ…」
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作者名:あきか | 作成日時:2022年12月10日 0時