。゜+゜。+ Miracle36-優しさが最高の武器- +。゜+゜。 ページ10
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岡崎「あの…ダイゴさん」
ダイゴ「ん？」
岡崎がテラスに入ってくる
岡崎「何で…怒らなかったんですか？」
ダイゴ「言うたやろ？彪太郎くんは、正当な理由で魔法を使ったんやから」
岡崎「でも、ダイゴさんから言われたことを破ったのに…」
ダイゴ「じゃあ、あの時…俺の言いつけを守って魔法を使わんかったら…どうなってた？」
岡崎「あ…」
ダイゴ「むしろ、魔法を使わずに溺れてる女の子を助けなかったら…怒ったかもな」
岡崎「…」
セイラ「あー！お兄さん、見つけたー！」
岡崎「え…？」
セイラと母親がテラスに入ってくる
母親「先ほどはありがとうございました。どうしても、お礼が言いたくて…」
セイラ「お兄さん、助けてくれてありがとうー！」
岡崎「あ、いや…。無事でよかったです」
セイラ「あの時ね、魔法みたいに波がセイラの身体を運んでくれたの！」
岡崎「(あ、ヤバい…。魔法使ったこと、バレてる…)」
ダイゴ「そっか。魔法みたいな不思議なことが起こったんやね」
母親「魔法がセイラを助けてくれたのかもしれないわね」
セイラ「え、違うよ。セイラを助けてくれたのは、お兄さんだもん！」
岡崎「！！」
セイラ「お兄さんがセイラの手を引っ張ってくれたから、助かったんだよ。魔法じゃなくて、お兄さんがセイラを助けてくれたんだよ」
岡崎「…」
ダイゴ「良かったやん。こうやって、この子は彪太郎くんに感謝してる。彪太郎くんがやったことは、間違ってないねん」
岡崎「ダイゴさん…」
セイラ「お兄さん、本当にありがとう！」
岡崎「どういたしまして」
テラスを出るセイラと母親
ダイゴ「確かに魔法を使ったかもしれんけど、あの子を助けたのは彪太郎くんの優しい心。彪太郎くんの心が、魔法を使う判断をして…あの子を助けたんや。彪太郎くん、もっと自分に自信を持って」
岡崎「自信…か」
ダイゴ「彪太郎くん、もう夕食は食べた？」
岡崎「あ、はい…！もう、お腹いっぱいで…」
ダイゴ「それじゃあ、パフニャンを連れて…リゾート施設を散策してこい」
岡崎「え！？」
ダイゴ「魔法を使った罰ゲームとして、最後まで宝探しをしてくるんや。この宝探しで隠された宝物は…彪太郎くんが見つけるべきや」
岡崎「俺が…見つける…？」
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さな - 投稿されてないけどどうしたんですか！？ (2021年1月9日 14時) (
レス) id: 9c416e4f05 (このIDを非表示/違反報告)
妃代子荳(プロフ) - はじめまして。とても面白く学びもあり、毎週更新されていくのが楽しみになっています。素敵な作品に出会えて良かったです。次のお話も楽しみにしています (2020年12月26日 23時) (レス) id: 9c5967992d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきか
| 作成日時：2020年12月5日 17時
