魔法戦士リトルパルファム-10- (ページ33)

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。゜+゜。+ Miracle32-危険な香りと誘惑- +。゜+゜。ページ33

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風雅「うわー…めっちゃ雰囲気ある」

岡崎「この前のハロウィンの時の魔女のコスプレも似合ってたし…。そういう衣装、めっちゃ似合いますね」

ララ「そう？まぁ、普段からこういう服着るからかな」

琉巧「え…？」

ララ「こういう黒っぽい服が好きやねん」

琉巧「…」

奥村「おーい、みんな揃ったか？」

岡「リハーサル始めるでー！」

斗亜「ふえぇ…」

西村「緊張するけど、頑張ろな」

斗亜「うん…！」

ステージ袖に車いすに乗った生徒が入ってくる

天王寺「あの…」

岡「あ、天王寺さん！！」

天王寺「これからリハーサル？見学してえぇかな？」

岡「もちろん！」

奥村「天王寺さん、大丈夫なん？車いすってことは、かなり重症なんじゃ…？」

天王寺「捻挫って診察やったけど…なかなか痛みが引かなくて…。とりあえず、今は車いすで移動を…」

岡「そっか…」

天王寺「ホンマ、ごめんなさい…。私がやりたいって言って白雪姫に演目が決まったのに、言い出しっぺの私が出られないなんて…」

奥村「気にしなくてえぇよ。誰でもケガをしてしまうことあるし…」

岡「天王寺さんは2年生やから、来年もあるやん。今はケガを治すことに専念してな？」

天王寺「はい…」

ステージに向かう部員たちを見る天王寺

天王寺「悔しいっ…。今年こそ、主役を務めるチャンスやったのに…！」

リハーサルを行う斗亜たちが見える

天王寺「足の痛みさえ無ければ…無理をしてでもステージに立つんに…！演劇部じゃない子たちがこの舞台をやるなんて…嫌や…！！」

陰から様子を窺っているレヴィ

レヴィ「えぇ感じの人間の欲望、発見！」

天王寺「でも、ケガをしてしまった自分が悪い…。ここは、岡先輩の言う通り…来年頑張ればえぇか」

レヴィ『悔しいんやろ？自分を責める必要なんか無いで』

天王寺「え…！？」

天王寺の前に姿を現すレヴィ

天王寺「え、誰ですか！？」

レヴィ「お前の欲望を材料にする！」

透明な香水が入った小瓶に天王寺の欲望が吸い込まれる

天王寺「きゃああぁぁ…！」

香水の色が黒く変化する

レヴィ「これで、欲望の香水が完成や。そのまま、お前の心を『嫉妬』で満たしたる！！」

紐がついた欲望の香水の瓶を天王寺の首にかけると欲望の香水が吹き出し、パフュー魔になる

シットヒメ「私が主役をやる作品や。演劇部やない人に、主役は渡さん！！パフュー魔、『シットヒメ』！！」

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