ーNo.67 ページ27
⚠グロテスクな描写があります。注意して下さい。苦手な方はお話飛ばして下さい。⚠
(望月 side)
学校に電話してはネカフェやら自習室やらに籠って家に帰る。
そんな日々の繰り返しだった。
だけど、今日は違った。
『もしもし、望月ですけども』
先「あのー、望月さん、ここ最近ずっと休まれてること他の御家族の方には仰ってないんですか？」
、、、、、？
というのは、どういうことか。
『他の御家族というのは？』
先「男性の保護者の方もいらっしゃいますよね？昨日連絡があってですね」
男性の保護者って、、、
大輔さんか、、、？
『あら、そうですか。そちらには関係のない事なので、失礼致します。これからもしばらくお休みすることとなりますので、お電話お控えさせて頂きます。では。』
.........
まさか、大輔さんが学校に電話をしていたとは。
完全に演技はできているはずだし先生にも私本人だとは気付かれていないはず、、、、
じゃあなんで、、、？
大輔さんは私が学校に行っていないと知っているのか、、、？
心臓がバクバクと拍動する。
耳の中に心臓があるかのように心音がすぐ近くで聞こえてくる。
どうしよう。どうしよう。
またこうやって私は大輔さんに迷惑をかけるのか。
私は自分でも分かるほどに精神崩壊している。
もちろん、大輔さんの前以外で。
『うあああ、、あああ、、、ああ、、、』
捨てられる。
きっと。
『ごめんなさい、、、、ごめんなさい、、、、、』
私は無力で不必要だ。
重荷でしかないんだ。
無意識で来た道を戻る。
この時間ならもう大輔さんは家にいないはずだ。
特に理由はない。
だけど、
今は、
人を見たくない。
現実逃避って、こういうことをいうのか。
家に着くと鍵もかけずに台所へ向かった。
慣れた手つきでシンクの下の扉から包丁を取り出す。
スーッ
タラタラと赤色の液体が腕から滴る。
あぁ、生きてるんだ。
これが、私の、
血。
頭がふらふらとして倒れそうになる。
だけど、このままではいけない。
自ら切った腕をタオルで止血する。
じわじわと真っ白のタオルが赤色に染まって、白い部分がなくなってゆく。
まるで、私が居場所をなくしているように。
意識がもうろうとする中懸命に床を拭き、数枚の赤く染ったタオルを捨てた。
＊
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2021年3月23日 10時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
あま(プロフ) - 土さん» はじめまして、コメントありがとうございます、、！そう言って頂けまして幸いです。これからもよろしくお願いします ((○|￣|_ (2020年1月27日 23時) (レス) id: 0a09fcbdcd (このIDを非表示/違反報告)
土(プロフ) - はじめまして コメント失礼します。とても感情移入できるシーンがあって，個人的にはこの話好きです！！ ゆっくりでいいので更新頑張ってくださいね！！ (2020年1月23日 21時) (レス) id: 9f84f5d7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あま | 作成日時：2019年12月24日 20時
