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☆15 ページ15

「なにそれ!彼女さん可哀想。」



内心嬉しいと思ってるくせに。

可愛くない自分。




「あれ、そういえばママは?みた??」


『帰ってないみたいだね?』



裕太が寝てる時も、
何の物音も聞こえなかったって。


裕太が熟睡してただけじゃないの?
って思ったけど


なんせ家の玄関は鍵を開けるとき、ものすごい音がするの。

さすがの裕太でも起きるくらいの。




「……そっか、、。」




帰ってきた頃にはもう家にいるかな、、?


ママに連絡しておこう、。





『(名前ー)ー、お弁当作ってくれるよね??』


「え??」




彼女と食べるお弁当を
なぜ私が作るの??




「だって、彼女さんと食べるんでしょ?彼女さんお弁当作ってこないの??」


『おれ、このみの弁当食べたいんだけどー』




いやいやいや、、

なんか私、前々から思ってたけど

裕太にすきに使われすぎじゃない??



『ねぇ、お願い!!』





眉毛を下げてお願いする裕太を

やっぱり断ることが出来なかった。





「分かったよ..」



『ふふっ、ありがとっ!』





あー、自分が嫌になる。












「行ってきまーす!」



誰もいない部屋に大きな声でいうと



『行ってらっしゃーい!』


って裕太がママの真似して言う。



「ママそんな声じゃない、キモい」




さぁ、今日も頑張りますか、、







裕太と登校中。



今日のお昼はどうしようかと

北山くんは今日いるだろうかと

考えながら


多分裕太が好きなのであろう
女子たちの視線など


気にもせずに


歩いていた。

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作者名:のの | 作成日時:2017年9月24日 23時

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