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☆14 ページ14

「裕太、寝ぼけてるの?(笑)離してよ」




そう、今日だって

心に鍵をかけて

笑ってごまかすの。





『寝ぼけてないよ〜。ふふっ。』




裕太のそばにいれたら

それだけで幸せか。





また静かに眠り始めて

緩くなった裕太の腕を

もっとキツく抱き締めてくれれば良かったのになんて思いながら

そーっと外す。



「私も寝ようかな.....。」



このまま起きてても
なんだかスッキリしないような気がして

ベットで寝ることにした。














ピピピピピ___ ピピピピピ__




「んん〜。。」





………………あさか、、。





制服に着替えて


階段を下りる。




「そうだ、裕太いるんだ。」



裕太の分のお弁当も作ってあげなくちゃなっと思ってちょっと早足でリビングに入ろうとする


けど





『もしも〜し、れみな??おはよ〜。
今日??今日はダメ〜!ってゆーか朝はダメなの』





別に盗み聞きしてるわけじゃない。

勝手に聞こえてきたんだもん。


話してることで内容くらい分かる。





『うん、じゃぁ、またお昼ねー』




お昼一緒にたべるの?

じゃぁ、私お弁当作らなくていい?





『あ、Aおはよ〜』



「れみなちゃんと一緒に登校してあげればいいじゃん。」




なに私。
朝から嫉妬してるの?


嫌だな…(笑)





『あれ?なんでれみなの名前知ってるの??』





あー、コレは昨日の夜のことも覚えてないな。

地味にショック。



覚えててほしかったな、

なーんてね(笑)



「さっき聞こえたもん」


『盗み聞きはんたーい!』


「聞こえたのー!!」









『朝はAと登校するってオレの中のルールがあるの!!』








はぁー、私は単純だ。



今日も1日頑張ろ。

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作者名:のの | 作成日時:2017年9月24日 23時

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