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「お待たせぇ〜」
そうふわふわといつも通りのゆるふわな感じで入ってきた玉
…その後ろには…宮田？
「へ？なんで、宮田？」
「んー…ちょっとね。」
そう言う玉の表情は、
今はこれ以上突っ込まないでっていう顔をしてるから何も言えない。
ちらりと見た藤ヶ谷は何とも言えない表情をしてた。
さっき、何の話しようとしてた？
なんて藤ヶ谷に問うことは俺には出来ない。
俺はいつもそうだ。
なんでも頭で考えて、考えすぎてしまう。
藤ヶ谷のことだって。
ほんの少しの細かな言動でも、気にしすぎて結局何も言えなくなってしまう。
「とりあえず、ビール頼むわ。…あ、宮田車だっけ。」
「うん。でも玉飲みたいなら飲んでいいよ。」
「じゃあそうする〜。」
…あれ？
なんか、二人の間に流れる空気、違う？
会話だけ聞くといつも通りな感じなのに、なんか空気が甘いっていうか…なんていうか？
2人の間にはなんとも言えない空気が流れていた。
「あ、ちょっとガヤそっち行ってよ。」
「え？」
「宮田と隣がいいな〜。」
え…？
玉のわがままに甘いのは藤ヶ谷も俺も同じだ。
おねがい、なんて首を傾げられたら断ることなんて出来ない。
藤ヶ谷は本当は嫌なんじゃないか…とかまたすぐにぐるぐると頭で考えてしまって…
隣に腰掛けた藤ヶ谷からは甘い匂いがした。
胸をどきりと高鳴らせるその甘い甘い匂い。
ふわりと香る匂いは、やっぱり今の俺には辛い。
…俺に藤ヶ谷への想いを痛いほど感じさせるから。
流れる異様な空気。
気まずくてこの空気をどうにかさせたくて俺は目の前のビールをこくりと飲んだ。
久しぶりに飲んだアルコールは俺の頭を一瞬くらりとさせた。
けど、そのふわふわとした感覚が気持ちよかった。
なにもかも忘れてずっとこのままふわふわと浮いていたい…
なんてらしくないことを思う。
「俺、遠回しに言うの苦手だから単刀直入に言うね。」
そんな時いきなり真顔になった玉が口を開いた。
玉はぴしりと背筋を伸ばした。
その真面目な顔になぜだか俺まで緊張してきてしまった。
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美結(プロフ) - kkeeさん» 最後まで読んで頂き本当にありがとうございます( ; _ ; )とてもとても嬉しいです！ はい、そっと帰りました(笑) 宮玉ちゃんの事も気にかけて沢山想像して下さりありがとうございます(；▽；)こちらこそありがとうございました！ (2017年9月21日 22時) (
レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
kkee(プロフ) - 完結おめでとうございます。ようやく気持ちが繋がり幸せを手に入れたんですね〜よかったです。最後、玉ちゃんみやっちはそっと帰ったんでしょうね。イチャイチャしてる二人にきっと幸せをもらいながら。素敵なお話しありがとうございました (2017年9月19日 19時) (レス) id: 0990e7aceb (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - 牡丹さん» 牡丹さん！！まさか私のお話を読んでいただけてたなんて思ってなかったのですっごく嬉しいです(> <)コメントありがとうございました、これからも牡丹さんの作品読ませていただきますね！これからもよろしくお願いします(*^_^*) (2017年9月8日 16時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - こんばんは、私の方にコメントありがとうございました！実は美結さんの作品、私もこっそり堪能させていただいてました！！すれ違うふたりに……強がるみったんに……胸が痛いです(T ^ T)玉ちゃんの思いやりが功を奏しますように(；▽；) (2017年9月5日 20時) (レス) id: 20b0c3f6a4 (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - まほままさん» まほままさん！ごめんなさい！前のコメント通知来てなくて返信出来なかったです(>_<;) 宮玉ついに付き合い始めましたね！藤北もこれからどのように発展してくのか楽しみにしていて下さい(*^_^*) コメントありがとうございます。 (2017年8月27日 7時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
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