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「はい。」
って普通にメニューを渡す藤ヶ谷。
意味も分からずまだ戸惑ってる頭のままメニューを開くと美味しそうな物ばかりでつい気分が上がる。
すると、す…っと藤ヶ谷の手が伸びてきてあるメニューを指さした。
「これ、美味しそうじゃない？」
「…え…？」
「ん？違った？北山好きそうだと思ったんだけどなぁ…」
藤ヶ谷が指さしたものは、俺が頼もうか悩んでたものだった。
その藤ヶ谷の何気ない行動が不意に胸を疼かせた。
…やだ、
そういうとこ嫌い…
俺の考えてるものとか何でもわかっちゃうとこ…。
…好きって更に実感しちゃうから…
好きだけど嫌い。
そうやって優しくしないで欲しい
「…北山？」
何も言わない俺を見つめる藤ヶ谷。
そうやって見つめないで。
そうやって…名前を呼ばないで。
期待しちゃうから。
きっと藤ヶ谷は…
俺がお前を想う気持ちなんて分からない。
分かって欲しくなんてないし
気付いて欲しくもないのに…
そんな事を思ってしまう俺は矛盾してる。
2人きりのこの空間が辛くて藤ヶ谷から目を逸らしてわざと明るい声で話をした。
「ねえ、なんで藤ヶ谷ここに居るの？玉は？」
「んーそれがさ…俺もよく分からないんだよね…」
苦笑いを浮かべる藤ヶ谷に、
玉は藤ヶ谷にも俺が来ることを伝えてなかったのだろうと気づいた。
そんな時タイミング良いのか玉からLINEが入った。
『あと10分くらいで着く！ガヤにも伝えといて〜』
玉…一体お前何企んでんの？
玉のあのやけにテンションの高かった感じに嫌な予感しかしなくて怖くなってくる。
「…玉、あと10分くらいで着くって。」
「ん、そっか。」
「はぁ…」
思わずついた溜息。
藤ヶ谷の顔が若干曇る。
そんな顔されるとそんなに俺と一緒にいるの嫌かなって思ってしまう。
仕方ないか
いきなり家を出てってその後まともに会話してない奴と2人きりなんて辛いよな。
さっきまでの明るい雰囲気が嘘みたいに
俺達の間には暗い沈黙が続いてた。
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美結(プロフ) - kkeeさん» 最後まで読んで頂き本当にありがとうございます( ; _ ; )とてもとても嬉しいです！ はい、そっと帰りました(笑) 宮玉ちゃんの事も気にかけて沢山想像して下さりありがとうございます(；▽；)こちらこそありがとうございました！ (2017年9月21日 22時) (
レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
kkee(プロフ) - 完結おめでとうございます。ようやく気持ちが繋がり幸せを手に入れたんですね〜よかったです。最後、玉ちゃんみやっちはそっと帰ったんでしょうね。イチャイチャしてる二人にきっと幸せをもらいながら。素敵なお話しありがとうございました (2017年9月19日 19時) (レス) id: 0990e7aceb (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - 牡丹さん» 牡丹さん！！まさか私のお話を読んでいただけてたなんて思ってなかったのですっごく嬉しいです(> <)コメントありがとうございました、これからも牡丹さんの作品読ませていただきますね！これからもよろしくお願いします(*^_^*) (2017年9月8日 16時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - こんばんは、私の方にコメントありがとうございました！実は美結さんの作品、私もこっそり堪能させていただいてました！！すれ違うふたりに……強がるみったんに……胸が痛いです(T ^ T)玉ちゃんの思いやりが功を奏しますように(；▽；) (2017年9月5日 20時) (レス) id: 20b0c3f6a4 (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - まほままさん» まほままさん！ごめんなさい！前のコメント通知来てなくて返信出来なかったです(>_<;) 宮玉ついに付き合い始めましたね！藤北もこれからどのように発展してくのか楽しみにしていて下さい(*^_^*) コメントありがとうございます。 (2017年8月27日 7時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
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