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＊
「…はよ。」
朝ニカのテンションが低いのには気づいてた。
元々プラベではそんなにテンション高い方ではないんだけど…
俺にはすぐニカが体調悪いって分かった。
まぁ、軽く気にしとけばいっか。
どうせ聞いても自分からは言わないだろうし。
そんなニカの変化に藤ヶ谷が気付かない訳なんてない訳で。
ソファで本を読んでた藤ヶ谷は、す…っと立ち上がってニカにソファを譲った。
…こうやってさらって気遣いできるとこ…好きだなぁ…
前よりもそばに居るようになって
さらに藤ヶ谷のいい所を知った。
そういう一面を見る度に
『あぁ、好きだなぁ…』って思う。
その度に自分に言い聞かせてた。
藤ヶ谷が好きなんじゃない。
藤ヶ谷の人間性が好きなんだ…って。
収録後
軽い足取りで俺は楽屋に向かってた。
「お疲れ様でーす！」
「あ、おつかれさまです。」
すれ違うスタッフさんにも笑顔で挨拶。
こんだけ気分が良いのは、これからご飯に行くから。
初めて藤ヶ谷のオススメの場所につれてってもらう。
元々自炊もあんましない俺らは2人でご飯に行く機会も増えた。
それでもいつも、北山のが美味しい場所知ってるでしょ？って藤ヶ谷が言うから…
今回連れてって貰うのは初めて。
「ふふ〜ん♪あっ、たまぁ〜おつかれっ！」
「お疲れー、…ご機嫌だね？(笑)」
「そう？…ふふっ、じゃあなっ！」
トイレに向かってたらしい玉も、あまりにご機嫌な俺の様子に笑みを浮かべた。
こんなに気分がいいのは久々かもしれない。
和食かな？
寿司？焼肉？
それともどっかのお洒落なバーとか？
んー、どれもすっげえいい！
藤ヶ谷と行けるなら何処でも楽しそうで。
藤ヶ谷今日車だったし助手席に乗って…
そんで、帰りは星とか夜景なんて見ちゃって
楽しそうだな、なんて未来の事を想像。
口角が上がるのを隠しきれない。
そんな浮かれてた俺はニカの体調の事なんてすっかり忘れてた
「ふじ…っ」
楽屋の扉を開け名前を呼ぼうとした…
けど
目に飛び込んできた光景に動けなくなった
倒れかけてるニカを支えてる、藤ヶ谷…？
あ…
なんだか凄く見ちゃいけない物を見た気がした。
はっ、とこちらを向いた藤ヶ谷は焦った様子で言った。
「わり、北山今日行けなさそう…。ごめんな。」
どうしてだろう
胸が締め付けられるように痛い。
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美結(プロフ) - kkeeさん» 最後まで読んで頂き本当にありがとうございます( ; _ ; )とてもとても嬉しいです！ はい、そっと帰りました(笑) 宮玉ちゃんの事も気にかけて沢山想像して下さりありがとうございます(；▽；)こちらこそありがとうございました！ (2017年9月21日 22時) (
レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
kkee(プロフ) - 完結おめでとうございます。ようやく気持ちが繋がり幸せを手に入れたんですね〜よかったです。最後、玉ちゃんみやっちはそっと帰ったんでしょうね。イチャイチャしてる二人にきっと幸せをもらいながら。素敵なお話しありがとうございました (2017年9月19日 19時) (レス) id: 0990e7aceb (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - 牡丹さん» 牡丹さん！！まさか私のお話を読んでいただけてたなんて思ってなかったのですっごく嬉しいです(> <)コメントありがとうございました、これからも牡丹さんの作品読ませていただきますね！これからもよろしくお願いします(*^_^*) (2017年9月8日 16時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - こんばんは、私の方にコメントありがとうございました！実は美結さんの作品、私もこっそり堪能させていただいてました！！すれ違うふたりに……強がるみったんに……胸が痛いです(T ^ T)玉ちゃんの思いやりが功を奏しますように(；▽；) (2017年9月5日 20時) (レス) id: 20b0c3f6a4 (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - まほままさん» まほままさん！ごめんなさい！前のコメント通知来てなくて返信出来なかったです(>_<;) 宮玉ついに付き合い始めましたね！藤北もこれからどのように発展してくのか楽しみにしていて下さい(*^_^*) コメントありがとうございます。 (2017年8月27日 7時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
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