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「どう?落ち着いた?」


「…うん。」


「そっかよかった。」




優しく微笑んだ後、藤ヶ谷は清々しい笑顔で言った。








「あー、なんかスッキリした!北山に気持ち伝えれたし、沢山泣いたし?(笑)ありがとね、北山。」


「う、ん…」



あまりの切り替えの早さについていけねぇ…

でもこれは藤ヶ谷なりの俺への配慮なのかもしれない。






そしてまたもや藤ヶ谷のいきなりの発言に頭を悩ませた。








「で、北山のこと抱いていいよね?」


「…は?」





またその話?

てか冗談だと思ってたんだけど…








「わたに好きな人奪われて、その好きな人もわたのこと本気じゃないって…俺、可哀想じゃないの?」


「…っかわい、そう…」


「ははっ(笑)うそうそ(笑)…北山は考えすぎなの。責任感感じなくていい。俺が勝手に言っただけ。」




肩を抱かれコツンっと軽く頭を叩かれて顔を上げると満面の笑みを浮かべて藤ヶ谷は言った。









「俺と好きって何か確かめてみようよ。」


「…え?」


「俺はわたと違う。絶対北山のこと惚れさせてみせるよ。」





そう言って手を差し伸べる藤ヶ谷の笑顔が
今までにないくらい眩しくて…




無邪気な少年みたいで

俺は思わずその手に手を伸ばしていた。








それが

俺の物足りない日々が変わる

最初の1歩となった。

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なめこ(プロフ) - 完結おめでとうございます!いや〜切なくもありキュンキュンさせてくれるような素敵なお話でした!北山さんのメロスっぷりはしっかり脳内に焼き付いてますよ(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年2月27日 14時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - 美結さん» 全力でお付き合いさせていただきます(笑) (2017年2月26日 19時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - なめこさん» メロス(笑)なめこさんの表現につい笑ってしまいました(笑)確かにみっくんインフルで全力疾走で何やってんだって話ですね(笑)いよいよお話も終盤です!!よかったら最後までお付き合いください(*^^*) (2017年2月26日 19時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - お前はメロスか!?と全力で突っ込んでしまいました(笑)いや、インフルで全力疾走って(笑)北山さん、生きててヽ(;▽;)ノ (2017年2月26日 11時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - 切ない(泣)久々に切ないお話を読んだらちょっと鼻水が垂れてきました(汚い)(泣)心がぎゅーっと締め付けられるこの感覚にはいつまでたっても慣れないものです(笑)これからも更新頑張ってください(=゚ω゚)ノ (2017年2月25日 21時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美結 | 作者ホームページ:http://dr  
作成日時:2017年2月20日 22時

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