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そこから藤ヶ谷の律動は激しさを増すばかり。
増えていく水音と共に俺の声も大きくなっていく。
時折見せる切なげな表情に俺は胸を締め付けられていた。
そして絶頂はすぐそこまで来ていた。
「っ、藤ヶ谷、イきたい…っ」
「ん、いいよ…」
「あッ、んッ…ふじがや…っ//」
今にも弾けそうな自身を優しく包み込む藤ヶ谷。
求めてた刺激に俺は、無意識に藤ヶ谷の名前を呼ぶ。
目の前が白くなるほどの気持ちよさにもう声が出るのも気にならずただただ藤ヶ谷に身を任せた。
「あッ、アッ…ふじがや、ふじがやぁっ//」
「ん…北山…っ」
激しくなっていく律動と共に、前の動きも激しくなっていく。
絶頂はすぐそこまで来ていて、俺は繰り返し目の前の藤ヶ谷の名前を呼んだ。
「あ、ッ、イっちゃ…うっ//」
「俺も…っ、」
「ああッ、んんんっ!///はっ、あっぅ…//」
「くっ…」
俺が達するのと共に藤ヶ谷の熱い熱がとぶ。
そんな絶頂の余韻に浸りながら
確かな寂しさも覚えていた。
「はぁ…はぁ…っ」
俺に覆いかぶさってきて、息を整える藤ヶ谷。
そして段々息が整い始めて、藤ヶ谷の身体が離れてく…
やだ、まだ行かないで…
俺は思わず、手を伸ばしてた。
「っ、もっかい、シたい…」
気づけばそう口にしてた。
そんな俺に藤ヶ谷は驚いたように笑って、そして俺の唇をなぞった。
「ふふ…っ、そんなに気持ちよかった?」
こくり、と頷く。
本当は違う。
もっと、もっと藤ヶ谷の表情を見てたい…って思ったから。
離れたくない…って一瞬でも、思ってしまったから…。
恋をするのは心。
だけど、愛を受け取るのは身体。
…もっと、もっと藤ヶ谷からの愛を欲しかった。
「じゃあ、さっきとは違うのシよっか。」
わたと同じだとつまんないしね、
そう耳元で言う藤ヶ谷に…
もう後には戻れない…。
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なめこ(プロフ) - 完結おめでとうございます!いや〜切なくもありキュンキュンさせてくれるような素敵なお話でした!北山さんのメロスっぷりはしっかり脳内に焼き付いてますよ(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年2月27日 14時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - 美結さん» 全力でお付き合いさせていただきます(笑) (2017年2月26日 19時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)
美結(プロフ) - なめこさん» メロス(笑)なめこさんの表現につい笑ってしまいました(笑)確かにみっくんインフルで全力疾走で何やってんだって話ですね(笑)いよいよお話も終盤です!!よかったら最後までお付き合いください(*^^*) (2017年2月26日 19時) (レス) id: 9d06f6ef23 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - お前はメロスか!?と全力で突っ込んでしまいました(笑)いや、インフルで全力疾走って(笑)北山さん、生きててヽ(;▽;)ノ (2017年2月26日 11時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - 切ない(泣)久々に切ないお話を読んだらちょっと鼻水が垂れてきました(汚い)(泣)心がぎゅーっと締め付けられるこの感覚にはいつまでたっても慣れないものです(笑)これからも更新頑張ってください(=゚ω゚)ノ (2017年2月25日 21時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)
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