標的290 ページ4
セツちゃんなら一時休戦という知らせを受けた時、偶然通りかかったディーノさんに呼ばれ主作戦室に来ていた。
私の他にも笹川先輩、獄寺さん、山本さん、リボーンがいる。少し目を見開く私にディーノさんが問うてきた。修業の進み具合はどうだと。
まあ順調だと答えれば、ツナが入ってきた。
私と同じ質問をツナにするディーノさんに少し戸惑いながらもはい、と自信なさげに眉を下げながら自身の持つ匣兵器を見つめた。
「京子ちゃんにヒントをもらって少しだけ匣のことがわかってきたんだ。多分もう暴れたりはしないと思う」
ツナの言葉にみんなは嬉々とした表情を浮かべるがまだやってみないとわからないけど…と苦笑を浮かべた。
次の瞬間、真っ暗だったスクリーンがパッと明るくなった。ランランっとリズムカルに流れる不可思議な音に私達は目を丸くする。
「何の放送だ？」
「ジャンニーニ、何これ？」
「それがわかりません。何者かに回線をジャックされです！！」
そしてパックマンのような生物がスクリーンの中心に集いは始め、ビャクランと掛け声とともにミニサイズのビャクランがパックマンの中から出てきた。
「なぁ！？」
ギョッとする私達にパキャーンと音を立てて映し出された映像が変わる。と同時に聞こえてくるのは楽しそうに笑う白蘭の声。
「どう？面白かったかい？」
「白蘭！！」
「退屈だから遊びにきちゃった。食べるかい？」
パフェを一掬いするとこちらにスプーンを向けてくる。そんな白蘭の態度に獄寺さんと山本さんが激昂した。
「やろう」
「おちょくってんのか！？」
「なーんてね。本当は“チョイス”についての業務連絡さ」
「ぎょ、業務連絡…ですか？」
「ほら日時については言ったけど場所は言ってないよね」
言われてみれば確かに……言われていない。
「6日後。お昼の12時に並盛神社に集合」
「並盛で戦うの…！？」
ツナの疑問にどうだろうね、と白蘭は笑みを崩さないまま、はぐらかす。
「とりあえず必要な準備きて仲間は全員つれてきてね。少なくとも過去からきたお友達は全員だよ」
「なに！！」
「全員って」
「京子ちゃんやハルも！？」
「そ、それにセツちゃんもですかっ」
「なんだと！！？」
白蘭の一言に目を見開く私達に白蘭は笑みを消した。
「そこに意味があるんじゃないか」
静かに説くように告げた。
「みんなで来ないと君達は失格だからね」
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ミリア - 凄く良かった作品で続きが楽しみです。今後他の作品を作る予定があったら雲雀さんかツナの成り代わりか姉か妹か娘でコラボかトリップか転生した刀剣乱舞かワールドトリガーかアニメKかワンピースの作品が読んで見たいです。説明が下手ならすみません。今後も応援します (2018年11月24日 15時) (
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