臆病なウサギと男勝りのチーター【REBORN】４ (ページ45)

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疾風187 ページ45

僕達はチェルベッロの案内でグラウンドに来た

……ただ、僕とタマがやった時とは違って過酷そうだね…恭なら平気だけど

ﾁｪﾙﾍﾞｯﾛ「ここが雲の守護者バトルの戦闘フィールド。クラウドグラウンドです」

珠代「な、何これ…」

了平「何ということだ…運動場が！！」

獄寺「ガ…ガトリング！？」

風琳「それに周りを囲むのは有刺鉄線の様だね。僕の時もこのくらいがよかったよ」

そう言うとタマに「私が無理です！！」って言われた…何でだろ

ﾁｪﾙﾍﾞｯﾛ「雲の守護者の使命とは、何ものにもとらわれることなく独自の立場からファミリーを守護する孤高の浮き雲

ゆえに最も過酷なフィールドを用意しました。四方は有刺鉄線で囲まれ8門の自動砲台が30m以内の動く物体に反応し攻撃します

また地中には重量感知式のトラップが無数に設置され警報音の直後、爆発します」

了平「まるで戦場ではないか！」

……もっと過酷でもいいと思うけど…というか警報音が出る地雷ってダメでしょ。実戦では出ない奴があるのに…後……

風琳「山本武、恭をエース呼ばわりするのはいいけど僕達は君達と群れる気はないよ。タマはこっち来なよ」

獄寺「てめぇ、何言ってやがる！！」

山本「ま、まーまー。今だけ仲間ってのもいいじゃないっすか」

風琳「……仕方ないね」

それから離れた所で座り獄寺隼人達の円陣を見ていた。……と言うかさ、恭に「勝て」とか「負けるなよ」とかいらないんだよね。だって───…

風琳「恭の目にゴーラ・モスカなんて草食動物、眼中に無いんだからね」

周りがポカーンとしてる中、恭はチェルベッロに指輪を渡してXANXUSの方を見ていた

恭弥「さあ、おりておいでよ。そこの座ってる君。サル山のボス猿を咬み殺さないと帰れないな」

風琳「予想通り、喧嘩を売ったか…」

ﾘﾘｱﾝﾇ「あら、止めなくていいのかしら？」

風琳「うん、今日は僕が負けたからね…。にしても、変だな…」

珠代「へ、変…ですか…？」

風琳「うん、相手のゴーラ・モスカって奴は一応ボス補佐ってのをやっているんでしょ？なら、恭相手にあんな数秒でやられない

まるで今回だけ手加減するように仕向けたか…何か別の目的があったように見える」

ﾘﾘｱﾝﾇ「…考えすぎかもしれないですわよ」

風琳「強いと思ってた奴が弱かったからね。拍子抜けだよ……」

て、あっ。XANXUS…ボス猿が恭に攻撃しかけた