臆病なウサギと男勝りのチーター【REBORN】４ (ページ33)

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疾風175 ページ33

風琳「……もう終わり？つまんないな…」

ポツリ、と呟いた声は沢田綱吉達が喜ぶ声を上げる前にグラウンドに響いた

珠代「か、会長…さん…？」

風琳「もっと戦わせてよ。こんな奴らウォーミングアップにしかならない。…それにさ、タマをクソアマ呼ばわりした奴は誰？他にもいるよね？起きろ、完膚無きまでに叩き潰してあげるから。それともそのままグチャグチャになるまでやってあげようか？僕としてはタマを傷つけようとしたお前らが許さないんだよね。もちろん恭とタマを守護者に選んだ奴と沢田綱吉達もね。何勝手に危険な戦いを参加させたの？これ以上不快な思いをさせないでくれる？」

久しぶりに妹(＋弟)LOVEな気持ちを出してしまった…仕方ないよね！！

僕はタマの近くで倒れる敵を蹴り上げたり落ちてた剣を敵の脚に刺したりした

恭弥「(あ、風琳…暴走モードだ)」←

綱吉「ちょ、あの人なんでタマが絡むと容赦ないのーー！？」

リボーン「仕方ねぇな。おい、タマ」

珠代「は、はい！？」

リボーン「ちょっと風琳を止めろ」

珠代「…わ、分かりました…。お姉ちゃん！そ、それ以上やったら…き、嫌いになります！！」

……嫌い…になる？それはヤダ。タマに嫌われたら恭にも嫌われそう

剣を投げ捨てトンファーを仕舞いタマをお姫様抱っこした

風琳「……もうやらないから、嫌いにならない？」

首を傾げながら聞くとタマは頷いてくれた。…良かった……。タマを沢田綱吉達の所まで運ぶとチェルベッロが口を開いた

ﾁｪﾙﾍﾞｯﾛ「それでは次回の対戦カードを発表します。明晩の対決は……霧の守護者同士の対決です」

綱吉「おい、リボーン来たぞ！！ど～すんだよ！？霧の人って一体…！」

リボーン「いよいよ奴の出番だな」

霧と聞いて僕と恭は顔を見合わせ…声を揃えて「明日行かない」と言った

山本「えっ」

獄寺「てめぇら何言ってやがる！！」

恭弥「これ以上君達と群れろと言うの？ふざけないで」

風琳「それに明日の霧、なんだか嫌な奴に会いそうな気がしてね。もしアイツだったら暴れるよ」

僕たちがそう言うとリリアンヌが溜息をつき「仕方がありませんわね」と言った

ﾘﾘｱﾝﾇ「貴方達が群れを嫌うのは知ってますので明日は来なくてもいいですわよ」

恭弥「話が分かる奴は好きだよ。行こう、風琳」

風琳「うん、もう帰ろうか。また明後日ね」

僕達はそう言って帰路についた…