疾風169 ページ27
［山本武side］
水に倒れたスクアーロを見てオレは思わず軽く悪い「やっぱりな」と呟いた
ｽｸｱｰﾛ「ぐ…ぐはっ…！貴様！！時雨蒼燕流以外の流派を使えるのかぁ！？」
山本「いんや、今の
スクアーロが秋雨って言った時オヤジが言ってた事を思い出してピーンときたぜ
オヤジはオヤジの師匠から習ったのは七の型まで。八の型は自分で考えてオレに教えてくれたんだ…
竹刀を構え、荒い息を整える
ｽｸｱｰﾛ「うﾞおﾞぉい！！ガキ……正直ここまでやるとは思ってなかったぞ。だからこそ、その峰打ちは解せねえ。真剣勝負をナメやがって。それとも、まだオレの知る型と違う型があるのか？」
山本「え…？ハハハ、残念ながら一から七の型はあんたが知ってる型と同じだぜ」
ｽｸｱｰﾛ「やはり死ぬしかねぇようだな！！一度食らった篠突く雨はすでに見切った！！！」
山本「さすがだぜ、そうこなくっちゃな」
ぶっつけ本番になるけど……
山本「んじゃ、いってみっか。時雨蒼燕流 九の型」
オレは竹刀をバットを振るように構えた
ｽｸｱｰﾛ「何だぁ、そのふざけた構えは。野球でもするつもりか！？」
山本「あいにく
ｽｸｱｰﾛ「図に乗るなよガキ！！オレの剣の真の力を思い知れ！！！」
水が抉られるように左右に別れたと思ったらスクアーロの周りに…まるで小僧が撃ってた弾みたいだな
山本「いくぜ」
オレはしゃがみ竹刀を刀に変え…
山本「時雨蒼燕流 攻式九の型」
ｽｸｱｰﾛ「で、どーした！？」
方向転換してくる相手の攻撃を受け下がり柱の裏に隠れた
ｽｸｱｰﾛ「とどめだぁ」
スクアーロの後ろに水に写ったオレに気付き義手で切ったけど…正解は、前だぜ
刀を刃から峰打ちにしスクアーロの後頭部にぶつけリングを手に取った
一つに合わせてツナ達が安心出来るように「勝ったぜ」と笑顔でリングを見せた
へへっ、ツナ達喜んでくれてるかな…っと、そうだ。スクアーロどうしよう…
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