疾風05 ページ7
他愛もない会話
そんな時間も僕にとっては幸せな一時だ
これからもずっと続いてほしい日常だったのに…終わりは突然訪れるものなんだな…
ドンッと強く押されたかと思ったが全身に激しい痛みが
時間がゆっくり流れてるような錯覚
蒼白な顔をしている運転手
同じように倒れていくタマ…
地面に身体が着いたと同時に理解もし僕は最後の力を振り絞るように手を目を閉じている珠代に守ろうと伸ばし…手を、強く握った
届いた、と思いホッとした瞬間意識がゆっくりと閉じていき…僕は、目をゆっくりと閉じた…
.
.
それから、現在7歳の僕は並盛町という町で育っている。前世の記憶は5歳の時に思い出したのさ(知恵熱を出したが…)
ただ、並盛町なんて名前の町を聞いたこと無かったし珠代がいなかった。それに……
「かりん」
風琳「…どうしたんだ?きょーや」
僕の名前は、凪咲から
雲雀家は代々並盛町を拠点に色々やっていて名家って呼ばれてる
さっき、僕を呼んだのは雲雀恭弥。僕の大切な双子の弟だ…
恭弥「きょうもとうさまとかあさま、かえらないって」
風琳「そうなのか…なら、おねえちゃんがつくるよ!」
そう言い、台を持ってきて冷蔵庫から食材を出しオムライスを作った。作ってる時、いつも考えるのは美味しいって言って喜んでくれる珠代の顔…
寂しい気持ちもあるが…心の中で珠代はきっと生きているって思っている
……この世界にいないといいなぁ…
(はんばーぐは?)
(きょーや、はんばーぐはきのうもつくったからナシだ)
(……はんばーぐ…)
(…あしたつくってあげる)
(!(パァァ))
((僕の弟が可愛すぎて辛いっ!!))
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