疾風39 ページ41
昨日から7月に入り、気候や温度は夏になっていた
僕は生徒会室のエアコンをつけ快適な空間で本を読んでいた
まぁ、全部読み終わって新しい本を取りに図書室に行くと沢田珠代と持田雪美がいた
珠代「あ…会長、さん」
雪美「お、おはようございます！」
風琳「うん、おはよう。君達によく会うね」
珠代「そ…そうですね…」
雪美「ぐ、偶然じゃないですかねー。それにしても暑いなー！アハハ」
持田雪美がパタパタと手で扇いでるのを見て僕は少し考え込んで提案をした
風琳「生徒会室来る？」
「「えっ！？」」
風琳「ちょうど君達鞄持ってるし勉強教えてあげるよ。それに…沢田珠代、君そのマフラーしていて他の人より暑いんじゃない？」
珠代(な、なんで分かるんですか…流石、お姉ちゃん…)
風琳「ついて来なよ」
2人の返事を聞かないで歩き出したら後ろから急いでついて来てる気配を感じながら生徒会室に戻った
扉を開けると付けっぱなしにしてたから少し肌寒くなっていたから温度を2つほどあげて「適当に座りなよ」と言って椅子に座った
雪美「はーー……涼しい〜…」
珠代「で、でも…いいのかな…私達だけ……」
風琳「君達を気に入ったからいいの。持田雪美は他の草食動物より面白いし副会長になってほしいね。沢田珠代は…小動物みたいに可愛いから、かな」
珠代(な、なんか嬉しくない…)
雪美「面白いって…え、タマちゃん私面白いの？！」
珠代「さ、さあ…？」
風琳「うん、君達見てると面白い。他の草食動物に比べて静かだし問題児達よりマシだね」
僕が机の上に置いてあった３枚の紙を見ながらそう言うと持田雪美が「問題児達？」と言った
風琳「…1人目、獄寺隼人。何度言っても煙草をやめない、制服をちゃんと着ない、アクセサリーを付けて風紀を乱してる
2人目、沢田綱吉。入学してから既にもう20回は越える遅刻・早退をしている。最近は落ち着いてるようだけどね…後、パンツ一丁の時がある
3人目は……生徒じゃないけどリボーンという名前の赤ん坊。強さとかは認めるけど学校に不法侵入し更に謎の改造をいくつかしている…
こういう奴らがいるから、草食動物達から調子が乗る奴らが出るんだよね。咬み殺しない奴らばっか…」
僕はそう言いながらニッコリ笑い「君達と赤ん坊の関係とか色々教えてくれないかな？」と少し殺気を出して言った
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