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７． ページ7
盛
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なんとか出番には間に合って
それでもリリーはずっと心ここに在らずな状態で
漫才もどこかふわふわ浮いてるような感じやった。
屋敷「 リリーさん今日どうしたんすか？
いつもじゃありえへんくらい噛みましたやん 」
嶋佐「 今もぜんぜん喋らないし 」
河井「 たしかに、今日リリーおかしいな
なんか静かな気ぃする 」
そりゃ後輩も先輩も心配するよな…。
出番終わって楽屋に戻っても
椅子に座ってぼーっとしてて
話しかけても返事は曖昧。
俺がリリーに気の利いた声掛けでもしてやりゃ
えぇんやろうけど、
俺は俺でどうすればえぇのか分からんねん。
屋「 盛山さん知ってます？ 」
盛「 だぁ、もう、言ってまうで？？ 」
「 女や女、女やねん。 」
河「 は？どういうことや 」
嶋「 ファンかなにかにやられたんすか？ 」
リ「 もりしっ、 」
盛「 いいやろ別に、
こいつらもAのこと知ってるんやし 」
あえて今周りに居る芸人に聞こえるよう
名前を口にしてみる。
こいつらも、Aの事を知る権利
あると思うねん。
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作者名：ゆぽる | 作成日時：2022年7月20日 22時
