愛が止まるまでは…*#～Peace!～【M.Nakai】 (ページ44)

今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:105,930 hit

43*#【Nakai-side】ページ44

・

・

駆け込んだトイレの鏡の前。

緩んでいたほおを、パンパンッと叩く。

『中居さんに、相談して良かったです。』

…そりゃどぉも！！//

あいつ、ぜってーわかってねえ。

色々わかってねえ。

…あいつは、言葉は少ないけど、何でも真正面から向き合って、自分の言葉を持ってる。

流されてはいるけど、その中にもちゃんと自分があって。

色んな事に、あいつなりに格闘してんだろーな。

そう考えると、段々愛しくなってくる。

俺っぽくないな。とは分かっていつつも、とりあえず楽屋に戻った。

-ガチャ-

…こいつ、マジわかってねーだろ。

ソファの端で、うずくまるようにして寝息を立ててる。

マジでバカじゃねえの。

ほんっとバカじゃねえの。

-コンコン、ガチャ-

スタッフ「失礼しまーす、中居さ

「しーっ…寝てっから。」

スタッフ「あ…すんません。…中居さん、入ってもらっていいっすか？」

「ん、ちょっと待って。」

大声で入ってきたスタッフを、慌てて止める。

…こいつ、これじゃあ風邪引きそうだな。

とりあえず、俺の私服で着ていたジャケットを、上から掛けた。

スタッフ「お疲れなんすかね。」

「色々神経使ってんだべ。」

スタッフ「寝る時間ないらしいっすもんね。最近は落ち着いたけど、ひどい時は3時間だったらしいっすよ。」

「…すげーな。」

スタッフ「俺だったら、1日でぶっ倒れますね。」

…俺でもぶっ倒れるわ。