愛が止まるまでは…*#～Peace!～【M.Nakai】 (ページ32)

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リハが終わって、雑誌のインタビューや撮影に入る。

ほとんどを奈乃香が話して、入る余地もほぼなく、インタビューは終わった。

奈乃香「…ねえ、A。」

「…なに？」

奈乃香「ほんとさ。…やる気無いの？」

五人の楽屋。

…また、奈乃香の説教が始まった。

奈乃香「無いとしか思えないんだけどさ…無いなら無いで、やめてくれない？」

紗有里「奈乃香。止めなって。」

奈乃香「だからさ、なんで私が責められなきゃなんないの？」

有紀「そういう事をしてるからでしょ。」

奈乃香「どこが？私はAを思って…！！」

有紀「出しゃばり過ぎ。うざい。」

奈乃香「はあ？？！！」

有紀「うるっさい。黙れ。」

奈乃香「何よ！！私は皆の事を思って言ってるんだよ？！皆、どうでも良さそうにやっててさあ。そんな中の、一番偉そうなあんたなんかに、なんで言われなきゃいけないのよ？！」

有紀「そんな事思ってんの？何それ。」

紗有里「ちょ、有紀…」

有紀「ただ、自分の思うようにいかなくて、わめいてるだけじゃん。…あんたのグループじゃ無いんだよ！！あんたが来いってうるさいから、私が必要だって言ったから、わざわざ仕事辞めて、どれだけ稼げるかもわかんない所に飛び込んだんじゃん！！…こんななら、断れば良かった。」

バンッと楽屋のドアを閉めて、有紀が出て行く。

凉乃は私のそばで、私を守るように、守られるように立っていた。

紗有里が大きく溜息をついて、奈乃香は意味わかんない！！って憤慨してる。

…このグループ、そう長くは持たない。

それを感じたのは、これが一番初めだった。