愛が止まるまでは…*#～Peace!～【M.Nakai】 (ページ3)

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奈乃香「ふ～～、お疲れ！！」

紗有里「お疲れさま。良かったよね。」

有紀「うん、すっごい良かったと思う。」

涼乃「ねー。このまま頑張ろうね！！」

皆と一緒に、私も微笑む。

放送終わりの楽屋。

汗をかいたから、メイクを落としていると、奈乃香が歩み寄ってきた。

奈乃香「…てかA、一言くらい話してよ。入れるところ、幾らでもあったじゃん。」

「…ごめん。」

奈乃香「んったく。」

紗有里「まあまあ。いいんじゃない？イメージ戦略になるし。」

紗有里がカバーしてくれて、なんとかその場は収まったけど。

雰囲気は悪いまま。

奈乃香が大げさに溜息をついて、じゃあ帰る。と楽屋を出て行った。

有紀「…何あれ。自分が話してたんじゃん。うざ。」

紗有里「…まあまあ。」

有紀「何様のつもりよ。いっつも。」

「…私が悪かったんだから。…有紀は関係ないよ。」

有紀「でも。イラッとするでしょ？雰囲気悪くなるし、マジやめてほしい。」

足を組んで、雑誌を読んでいた有紀が、顔を上げる。

しかめっ面をして言うと、ふぅ…と息をついた。

涼乃「まあ、今始まったばっかりなんだし。それに、奈乃香は今に始まった事じゃないじゃん。」

紗有里「そうそう。気にしないの。」

有紀「まあそうだけど。あたしらも帰ろうよ。」

有紀が立ち上がる。

それと同時に、楽屋の扉が開いた。