元私の本丸参の巻 (ページ10)

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クリスマス、夜更けにてページ10

ほとんどの部屋から明かりが消えたなかぼんやりと明かりがついたへやが一室だけ…。

鶴「皆、寝たか。」
一「はい、確認しました。」
鶯「プレゼントの準備は終わっているぞ。」
江「隠すのには苦労しました…。」
貴「…準備は大丈夫そうですね。」
部屋には車座に座った大人が五人。

そう、これから行われるのは大人にとってはクリスマス一番のイベント『サンタさんのふりをしてのプレゼント配り』である。

貴「それでは一期様は粟田口の皆様を、鶴丸様は三条と織田と伊達の皆様を、江雪様は左文字の皆様に配り次第私と鶯丸様と合流して手伝ってください。」
鶴「了解だ。」
一「了解です。」
鶯「あぁ、大包平にもちゃんと配ってやらなくてはな。」
江「分かりました…。」

打ち合わせをして各自自分のプレゼントを持って部屋を出ていく。

因みにこの本丸に大包平はいない。

それから皆様の働きぶりは凄かった。戦闘でも見られない機動値、隠蔽値を叩き出し、誰にも気づかれることなく全てのプレゼントを配り終えた。

一「みっしょん、こんぷりーとですな。」

更に夜は更ける…。

いやっほーい！酒だ酒だぁ！
こっそり分けておいたワインと暖かくした日本酒をもって縁側に向かう。寒いけど分厚い綿入れを来ているから大丈夫だ。

月のない星の明るい夜空を見上げながらちまちま呑む。あー、美味しいなあ。

特別な日の終わりに想いを馳せて…

楽しい思いの後はどうしても置いてきてしまったあの子達が頭をよぎって胸が痛むけど…

明日からも精々

頑張りますか。

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クリスマス短編の前の二話で重大なミスを発見しました。すみません！修正したので是非もう一度読んでみてください。

メリークリスマス！