元私の本丸参の巻 (ページ38)

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梅雨時名探偵ページ38

季節は梅雨。
外では雨が静かに降っている。
静かだ。書類が進む。
ダンッ
静かだ。
ダンダンッ
しずかだなぁ。
ダンッダンダンッ！
しずkダダンッ！ｽﾊﾟｰﾝ!

・・・。

すぅっ
「うるっせぇぇぇぇ！！！」
「わっ！」
「せぇっかく、書類が進んでたのに邪魔するやつは誰じゃい！そこになおれぇ！」
という私の言葉にピシィと正座をキメておずおずと亀甲様は上目遣いで私を見上げた。
ん？いつもとどこか違うような…？
「ごめんね、菖蒲さん。

それはそうとして、君、僕の眼鏡を知らないかい？
あっ、それはそれとして、このまま僕を縛ってくれない？正座させられてから縛られるなんて僕興hイデデデデデ。」
「眼鏡ですか知りませんねぇ。」
ギリギリギリ
無自覚(多分無自覚)でセクハラをする口の筋肉を指で締め上げながらそうか、眼鏡かと納得した。
しかし眼鏡を見かけた記憶は全くない。
さて、どうしたものか…。
指をそのままにしながら考えているとさっと静かに障子が開いた。
「おやおや、お困りのようだね。」
「に、にっかり様！」
「障子の影から全て聞いていたよ。
これは大きくて困ったものだね…勿論困り事のことだよ？」
オマエモセクハラカイ。
突っ込みを入れつつ解決できるのか聞くと多分出来るだろうと答えがかえってきた。

「では…始めようか、事情聴取のことだよ？」
「分かった。
それはそうとして菖蒲さん、さっきのやつもうちょっと強めでお願いできないかな？もっと痛くして欲しいんだ。」
バキッ
開けた障子から亀甲は飛んでいった。
障子の近くに居たにっかりは持ち前の機動で避けたけど…

当たっちゃえばよかったのに。

書類が進まないなぁ。なんでだろうなぁ。

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後日談的なの書き始めました！
他のやつ進めろって言う人まさにその通りでございます、でも書きたかったんです！
軽い気持ちで楽しんでくださいね！